さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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「標準治療」の意味

小林麻央さんが亡くなられてから、次々と新しい話題が出てくる。
それだけ、小林さんの死は様々なことを考えさせるのだろう。
その中で「治療の選択の難しさ」という、記事があった。
NEWS ポストセブン:2度転院していた小林麻央さん、がん治療法選択の難しさ

小林さんが、乳がんと診断されてから、乳がんの「標準治療」を始める1年半余りの空白時間がある。
この空白期間中に、いわゆる「民間療法」と呼ばれる、科学的根拠(=エビデンス)が分からない治療をされていた可能性があるという。
もし、この空白期間中に「乳がん治療ガイドライン」に沿った「標準治療」を始めていれば、まったく違った結果になっていた可能性があるという。

先日エントリした通り、小林さんの「乳がん」は、授乳期に罹患をされていた。
そのため、進行も速かったのでは?と、想像される。
しかし、1年半余り治療を放置していたとすれば、授乳期というだけではなくがんの転移を許していた、ということになる。

ここで問題となるのは、科学的根拠(=エビデンス)がある治療よりも、科学的根拠のない治療を選んだのか?という点だ。
「科学的根拠のある治療」というのは、一般的に「標準治療」と言われている。
過去に罹患した多くの患者さんの治療データなどを基にした、「最適」とされる治療法が「標準治療」だ。
保険会社の「先進医療」というのは、まだまだ実験段階の要素が高い治療法で、「最先端」の治療ではあるが、効果については未知数、という内容の治療。
「最先端」と聞くだけで、「特別で治療効果が高い」というイメージを持ってしまいがちだが、安全性や効果については、まだまだ分かりません、という治療法でもあるのだ。

3月ごろだったと思うのだが、某女性週刊誌に「乳がんの内視鏡手術」という記事が、大きく取り上げられていた。
この記事を(立ち)読んだとき、「現実問題として、有効な手術なのか?」という疑問を持った。
7年目の経過検診のCT検査の結果を聞く前の記事だったので、CT検査の結果を聞きに行ったとき、スパルタな主治医に質問をしてみた。
「女性週刊誌に、「乳がんの内視鏡手術」という記事がありましたが、現実問題として可能な手術なのでしょうか?
 内視鏡手術ということは、乳管内に内視鏡を入れ、石灰化したがんや周囲の組織を切除する、という方法での手術なのですか?」

「そうだね、手術としてはそんな感じのようだけど、僕は批判的だね。
大切なことは、がんを取り除くことだから、手術痕は小さくて摘出による凹みが無いとしても転移や再発のリスクがある。
それを治療と言っていいのか?と、僕は考えているから。
まぁ、いろいろな医師がいろいろな治療にチャレンジしている、というのは事実だけどね。
もちろん、自由診療になるから患者側にとっても「自己責任」の覚悟での治療ということになるね」

という、話だった。

それに対し「標準治療」というのは、今現在の「最適・最良」で尚且「有効性が認められている」という治療法なのだ。
確かに、「乳房を切除する」ということは、ショックが大きい。
結婚をしていると、患者である女性よりも夫である男性のほうが、受けるショックが大きいということも言われている。
だからこそ、治療開始前に担当主治医からの説明が重要なのだ。
セカンドオピニオン(サードオピニオン)を受けることも、必要な時があるだろう。
何より「なぜ、その治療を受けるのか?」という、納得が患者や患者家族には必要なことだと思う。

医療者側にも十分な説明力、コミュニケーション力が必要だと思うが「スペシャルな治療」には、様々なリスクと自己責任が点いている、という事を患者側も知り、理解する必要があると思う。
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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
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「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
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