さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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「再生医療」とがん・・・小林麻央さんの病状から考えるコト

随分、更新をせずにいました。
理由は、特にあったわけではないのですが・・・なんとなく、ブログをUpすることができませんでした

昨日、小林麻央さんの病状が小林さんのブログで明らかになった。
ご本人としては、とても辛いコトだったと思う。
進行している自分の病状を公表する、というのはとても勇気の必要があったのでは?

そこで明らかになったことは、「すでに骨と肺に転移している」ということだった。
がんの場合、「転移があるか・ないか」で随分治療そのものが、変わってくる。
「転移が認められない=がんが原発部位にとどまっている」という場合は、その原発部分を取り除くコトで、完治の可能性が高くなるから。
ところが「転移が認められる=全身にがんが潜んでいる」という状況になってしまうと、原発部分を取り除くだけでは、治療そのものの意味がない。全身を考えた治療が必要になるので、治療の中心は「化学療法」と言われる「抗がん剤治療」になるから。

とすれば、小林さんの場合「乳がん」と診断された時には、すでに転移した状態であった・・・という可能性が高い、ということになる。
「乳がん」の場合、転移先がほぼ決まっており「骨・肝臓・肺・脳」の4か所。
私が昨年まで受けていた「骨シンチ」という検査は、「骨への転移」を調べるための検査。
私のように「0期・非浸潤がん(=乳管内にがんがとどまっている)」状況では、「骨シンチ」の検査は、経過検診でも必要ない、と言われるゆえんは、転移の可能性がとても低いから。
他に受けていた「肺レントゲン」や「CT」は、肺や肝臓への転移の有無を調べる検査。
検査の意味を知って受けていたので、必要ないと思われる「骨シンチ」検査も受けるコトに納得をしていた次第。
むしろ、私のような「0期・非浸潤がん」レベルで、骨への転移があるのか?という、データを取ることで「乳がん」研究の一助になれば・・・という思いもあったのは、事実。

ただ、私のように「好奇心」をもって「乳がん」について勉強をし、向き合うような患者というのはとても珍しい(と思っている)。
多くの患者さんは、小林さんのように「目の前にある病状にオロオロし、様々な不安を抱えながら手術という選択を拒否したい」という気持ちになるのでは?という気がする。
まして小林さんのように、30代前半であれば「乳房を失う」ということ自体、受け入れがたいコトだったかもしれない。
「乳がんと診断されたとき、すでに脇にもしこりがあった」と、ブログで書かれているコトから、「手術をしても無駄」と思われたかもしれないし、担当主治医も強く勧めなかったのかもしれない。
その前の「人間ドック」での、診断にやや疑問を感じない訳ではないのだが・・・やはり、認定された画像診断医師、画像技師がいる病院での検診が重要ですね(認定医・認定技師についてはリンクを張ってありますので、ご覧ください)。
その時の状況は、当事者でなければわからないコトなので、なんとも言えないのだが、もしこの時点で手術という選択をし、抗がん剤治療を受けていれば、状況が違っていたのでは?という気もするのだ。
だからこそ、「手術」と「再建」という治療は、同時に提案される必要があると思う。

「乳がん」の患者さんの多くが、手術を躊躇する最大の理由が「乳房を失う」という喪失感への恐怖だと思う。
実際、私が「温存」を選択した理由も「可能であれば、自分の乳房は残したい」という気持ちが、あったからだ。
幸いなことに私の場合は「全摘」はおろか、平均的な乳房切除割合1/4よりも少ない1/6だった。
今でも切除部分は、ペコリと凹んでいるが目立つほどではない。
でも凹んだ部分を元に戻すことは、今の保険適用ではできない。
「乳がん」における、「再建手術」の対象は、「全摘」を対象としているし、「再建手術」の技術的レベルも飛躍的に進歩している。

「再建手術」というのは、古典的な「再生医療」でもあるのだ。
残念なコトに、この「再建手術」を含む「再生医療」について、余りにも社会的理解が深まっているとは思えない部分がある。
「再生医療」というのは、病気やケガを治す「治療医療(という言葉があるのかはわからないが)」ではなく、患者にとっての「希望の医療」なのだと思う。
「医療」には、病気やケガを治す「積極的医療」のほかに、「緩和ケア」のような「その人らしさを保つ」ための「消極的医療」がある。
とすれば「再生医療」は、患者にとっての「希望の医療」なのでは?と、思うのだ。
もちろん「緩和ケア」の治療の中心である「痛みを取る」ことで、その人らしさを保つコトができ、積極的に生きる希望をもたらすコトができれば、それは「希望の医療」になると思う。

今までの「医療」の考えの中心は「病気やケガを治す=積極的医療」だった。
でもこれからは、「希望の医療」も一緒に考えていく必要があると思う。
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プロフィール

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

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