さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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がんの薬と対費用効果

長いかな~と思っていたGWも、あっという間でしたね。
と言っても、私は「カレンダー通り」なので、10連休というような休みにはなりませんでしたが・・・

GW前に、話題になった「がんの薬」があります。
「がんの薬」と、わざわざ書くのには理由があります。
これまでの「抗がん剤」や「分子標的薬」とは、まったく考え方が違う「がんの薬」だからです。
薬の名前は「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」。
「抗がん剤」や「分子標的薬」というのは、がん細胞やがん細胞を成長させる細胞に直接働きかけ、がん細胞をなくす薬でした。
ところがこの「オプジーボ」という薬は、「免疫細胞」に働きかけることで、がん細胞を失くすという薬です。
これまでネットなどで検索してヒットしていた「免疫細胞療法」とは、まったく違うモノです。
ネットなどで検索をしてヒットしていた「免疫療法」の効果が、疑問であると言われる理由はそこにあったのです。

何故この薬が話題になったのか?と言うと、その「薬価」がとても高額であるということ。
朝日新聞:がんの治療薬「オプジーボ」など費用対効果検証
新聞の記事にある通り、年間の治療費として試算されている額は3,500万円。
名古屋でも、マンションが買えそうな治療費です。
もちろん、保険対象の薬なので「高額医療制度」により、患者さんが負担する額は違います。
問題になっているのは、薬価が高いために負担する健康保険組合側や「国民健康保険」が、破たんするのでは?という懸念なのです。

確かに、この額を見ると高額すぎて使えない・・・という気がします。
それでも、この薬そのものは普及させる意味があるのでは?という気がしています。
理由は
1.これまでとは全く違う考えで創られた新薬である。
  上述した通り、これまでの「抗がん剤」や「分子標的薬」とは、まったく違う考えで創られた薬なので、「薬としての汎用性が高いのでは?」という、期待が高いのです。
  もともと「オプジーボ」という薬は、皮膚がんの中でも予後が悪いと言われる「メラノーマ」の薬として、開発されました。
  その後の、臨床試験などを通して、他のがん治療への利用の期待ができる、という結果が出た薬なのです。
  リンク記事にある通り、現在検討されているのは「肺がん」の患者さんへの治療です。
2.治療を受ける人が増えるコトで、薬価は下がる可能性がある。
  「メラノーマ」という皮膚がんに罹患される患者さんは、日本ではあまりというか、ほとんどいない、というのが現状です。
  製薬メーカー側も、相当額の研究費を投資しているのですから、薬の価格に反映させるのは仕方のないコトでしょう。
  そのため、対象となる患者さんが少なければ「薬価」そのものの設定は、高くなってしまいます。
  だからこそ、治療対象となるがん患者さんが増えるコトで「薬価」そのものを下げる必要があると思うのです。
  その苦肉の策?として考えられたのが「肺がん」への治療だったのでは?と、思うのです。
  「肺がん患者」さんそのものは、年々増える傾向にあります。
  おそらく「大腸がん」に続いて罹患者が増えているがんが、「肺がん」だったように思います。
  「メラノーマ」のように、患者数が少なければ「薬価」は今のままでしょう。
  でも患者数の多い「肺がん」になれば、「薬価」そのものは下がる可能性があると思うのです。
  ここ数年の間で、「肺がん」は次々と「新薬」が誕生しています。
  反面、これまでの「抗がん剤」に対して、耐性ができている患者さんにとっては「命をつなぐ薬」になると、期待されている部分もあるのです。

確かに、記事にある通り「対費用効果」ということは、十分に検討される必要があると思います。
ただ、国の政策として「医療分野」を成長戦略として考えているのであれば、ある程度考える必要があると思うのです。
なぜなら、この「オプジーボ」を開発したのは、日本の製薬メーカーでも比較的小さな小野薬品工業さんが、主導的に開発をした全く発想の違う薬だから。

今回は、とても硬いエントリーになってしまいましたが、「年間3,500万円の治療費」という部分だけに、フォーカスしてこの話を考えてほしくないのです。
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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

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是非、参考にしてください。
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そのための参考サイトです。

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「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

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