さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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「生きる哲学」

先日の「経過検診」の時、持参した本が今日のタイトルです。
今年の1月、NHK E-テレの「100分で名著・内村鑑三」の解説をされていた、若松英輔さんの著書。
文春新書: 「生きる哲学」

哲学書のように思えますが、どちらかと言えば「生きること、死者との対話」という内容のような気がします。
違う言い方をするなら「死者からの癒しと気づき」ということになるのかもしれません。

作者である若松英輔さんは、6年前に奥様をがんで亡くされています。
10年に及ぶ闘病を、支えていらっしゃったそうです。
そのような経験があってのことでしょうか?
若松さんの言葉は、平易で分かりやすいのに、心に響く「コトバ」ばかり。

しばらく前に「千の風になって」という、歌がヒットしました。
「私のお墓の前で、泣かないでください。
 私はそこにはいません。
 千の風になって・・・」
という、詩の歌です。
まさに、死者の肉体(日本の場合は、火葬なので「遺骨」になりますが)はお墓にあるかもしれないが、その精神(=霊性)はお墓ではなく、私たちの傍にいて優しく見守っている、そんな内容です

そして、東日本大震災以降、被災地では亡くなられた方の「霊」に遭遇されるタクシー運転手の方などがいらっしゃる、という話を聞いたコトがあります。
Amazon: 「呼び覚まされる霊性の震災学」
決してオカルトチックな話ではなく、このような「霊性の語り掛け」は、今を生きている人たちにとって、とても大切な体験である、ということを若松さんも、指摘をされています。

「生きる哲学」は、若松さんのエッセーという内容ではなく、様々な人たちの著書から「亡くなられた方が、今を生きる人に対する悲しみの気づきが、生きる力を与えてくれる」という内容。
それだけではなく、今を生きている私たちを亡くなられた方たちは、そっと見守り傍にいてくれている・・・。
また、「悲しみ」は「愛しみ」でもあり、「悲しみによって人は愛しみに癒される」とも。

特に「神谷美恵子の静かな意思」には、病院の診察室の前で読みながら思わず(感動の)涙
そして、料理研究家の「辰巳芳子のいのち」では、日ごろおざなりになっている「食をいただく・食を創る」ことの大切さに、大反省の嵐。

東日本大震災から5年が過ぎ、「復興」とか「前進」という言葉が目立つようになりました。
でも人の心は、どうなのでしょう?
「復興」とか「前進」することだけが、人の心を癒し悲しみを乗り越えることではない、と思います。
「頑張れ」と励ます言葉よりも、「寄り添う」ことのほうが大切なのだ、と気づかせてくれる名著でした。
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
Pink&Paechさんのリンク内のブログから、お問い合わせ下さい。

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