さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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緩和ケア普及セミナーに行ってきました

新年のご挨拶もしないまま、10日も過ぎてしまいました。
小正月を前に、今年もよろしくお願いします。

今日、名古屋で「緩和ケア普及啓発プロジェクト」のセミナーがあり、出かけてきた。
私のような、早期の患者は基本的に関係ない!と思われる方のほうが、多いと思います。
以前、拙ブログでもエントリさせていただいた通り、今の「緩和ケア」の基本的な考えは・・・

①がんと告知されてから、ケアが始まる
②患者だけではなく、患者家族も緩和ケアの対象である
③担当主治医だけではなく、看護師さん薬剤師さん、ソーシャルワーカーさんなどを含めた「チーム」で、行う
④「痛み」の対象は、体の痛みだけではなく、心の痛み、仕事や治療費などへの心配事を対象としている

という点が、あります。
もちろん、自分が通院している病院で「相談支援センター」などがない(わからない)場合は、ほかのがん拠点病院の「相談支援センター」で相談をしても、問題はありません。

そう考えると、実はがんという病気は、とても手厚い治療が受けられる病気という気がします。
ただ残念なのは、このような「緩和ケア」の考え方や、がん拠点病院などにある「相談支援センター」などを十分に活用できる、情報を持っていない人が多い、という点です。

確かに、がんと告知されたときには「頭が真っ白」という、ショック状態で、何をしたら良いのかわからない、という状況に陥ります。
本当は、その「ショック状態」を察して、看護師さんなどが「緩和ケア」の専門医とか精神腫瘍科の先生の所へ連れて行ってくれることが、一番良いのかもしれません。
精神腫瘍科がない病院であれば、ピアサポートの会などを紹介してくれるだけでも、随分違うと思うのです。
そのような、体制がまだまだ不十分なのかな?というのが、今の日本の現状なのかもしれませんね。

実は、このセミナーでは4人の先生のお話しを伺うことができました。
おひとりは、以前他のセミナーでお会いしたコトがある、「愛知県がんセンター」の下山先生。
とても穏やかで、先生の存在が「緩和ケア」という感じの先生
上述した①~④までの内容を、話してくださいました。

次に登壇されたのは、京都府立医大病院の緩和ケアを担当されている、細川先生。
細川先生からは、今現在のがん患者さんの統計的な状況とどのような「痛み」が与える、がんとの関係についてお話しをしてくださいました。
そのお話しの中で興味深かったのは
男性の2人に1人、女性の3人に1人と言われていた、がんの罹患率が上がり、男性の60%、女性の48%になってきている。
その反面がん治療の一つの区切りである、5年生存率も65%と上がってきていて、乳がんに限って言えば85%。
早期発見・早期治療の患者さんが多くなってきた、ということもありますが、がん全体の治療成績は年々上がってきている、ということでした。
問題なのは、乳がんや肺がんなどの患者さんが手術をして半年経過しても「術後の痛みが残る」という、患者さんがいらっしゃったりする、ということ。
別に手術が下手なわけではなく、「心理的な痛み」によるところが多いようです。
これはわかりますね、今ではほとんど消えかかった手術痕ですが、それでもお風呂上りに見ると「乳がんになる前・なった後の境界線」のように見えて、心が痛いですもの。

また、日本人特有の「痛みを我慢するコトが良い患者である」というのは、かえって、がんを進行させる要因になるのだそうです。
なぜなら、「痛み」によるストレスが、免疫力を低下させるだけではなく、治療に向かう気持ちや食欲を低下させてしまう。
何より問題なのは、「痛みを放っておくと、鎮痛薬などが効きにくくなる」という傾向があるそうです。
がんの痛みは我慢せず、積極的に解消するコトが、患者にとっても患者家族にとっても、メリットが高い!ということでした。
今は、痛みをとる薬というのは、「医療麻薬」だけではなく、鎮痛薬なども出てきていて、その時の症状や状況に合わせた処方がされるので、過剰投与にはならない、ということもお話しをされていました。

細川先生は、関西の先生なのでユーモアあふれる関西弁全開!
その中で、「腕のいい外科医というのは、職人肌の医師が多いので愛想がない。腕の良くない外科医のほうが愛想が良い。問題なのは、手術をするなら愛想が悪い腕の良い外科医だが、手術の後は愛想の良い外科医のほうが良い、という点」と言われ、妙に納得したのでした(当然、思い浮かべたのはスパルタな主治医!)

そのほかのお話しは、名古屋市立大学病院の精神腫瘍科の明智先生と名古屋大学病院のソーシャルワーカーの方のお話しでした。
ソーシャルワーカーの方からは、がん患者さんだけの話ではなく「高額医療制度や公的援助、仕事のこと」など、病気になったときどうしたらよいのか?どのような支援を受けるコトができるのか?という、内容。
多くの人に知ってもらいたい内容でした。
一番知っておく必要があるのは、「日本の保険制度は、申請しないとダメ!」ということ。
病院に行って、大変だ!と話しても、支援などは受けられないのです。
「大変だから、申請をする」という、発想の切り替えが必要だと、改めて認識した次第。
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
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