京都「事始め」
舞妓さんや芸妓さんたちが、芸事のお師匠さんやお茶屋さん(いわゆる「一見さんお断り」の食事処ですね)へ、新し年へのご挨拶に行く日。
今年はちょうど日曜日だったので、「青春18きっぷ」を使い、京都までお出かけ

朝7時過ぎの電車に乗る予定で、早めに家を出ようと思っていたのですが・・・こんな時に限って寝坊

朝ごはんも食べずに、大急ぎで名古屋駅に。
「キヨスクで、サンドイッチと温かい飲み物でも買えばいいや!」と思っていたら、なんと!キヨスクの営業は朝7時から。
7時2分名古屋発の電車に乗るためには、朝ごはんをあきらめるしかありませんでした。
京都駅に到着したのは、9時20分前。
朝ごはんを食べられなかったので、京都駅の立ち食いうどんのお店で「朝ごはんセット」を食べ、いざ!京都の街へ。
まず最初に向かったのは、清水寺。
実は12月15日まで、特別に公開されていた「屏風絵」を見たかったのです。
それは↓

今週から公開される「スターウォーズ・覚醒」のヒット祈願の屏風です。
写真撮影に関しては、事前に係の人の了解を取っています。
モチーフになっているのは、国宝「風神雷神図」。
もちろん、この後本家「風神雷神図」がある建仁寺へも行きました。
清水寺を出て、ダッシュ

祇園甲部の舞妓さんや芸妓さんたちの「事始め」を見に、行ったのです。
が、さすがに日曜日と重なったこともあり、「事始め」を知らずにたまたま「一力亭」のある花見小路に来ていた観光客も一緒になって、「一力亭」の前は、ものすごい人。
「事始め」のご挨拶に来られた舞妓さんと芸妓さんの姿は見ることができるのですが、写真を撮ろうとすると車やバイクが通ってしまい、写真は撮れませんでした

となれば・・・「上七軒」へと、移動。
「上七軒」は、京都の花街の中でも小さな花街。
でも、京都で一番古い花街。
もう一つ、「上七軒」は北野天満宮のすぐそばにあるので、同じ13日から拝受が始まった「大福梅」を買いに

さすがに祇園ほどメジャーではない?「上七軒」。
人が多くありません。
ピンぼけ気味+逆光気味ですが、写真を撮るコトができました。



真ん中の写真の舞妓さんは、どうやら一番若い舞妓さんらしくご挨拶をされるお姉さんたちより先に出て、お姉さんたちがご挨拶をされて出てくるのを待っている様子。
とても可愛らしい舞妓さんでした。
だらりの帯に白粉、赤い紅をさし・・・という姿ではありませんが、普段に近い感じの舞妓さん、芸妓さんたちですが、やはり綺麗

この後は、北野天満宮へ参拝し「大福梅」を購入。
昨年までは500円だったと思うのですが、今年は700円に値上がり!
ちょっと、手痛い出費となってしまいました

いつもより、遅い朝ごはんだったのであまりお腹が空かず、そのままいつも通り「買い物タイム」。
「買い物」といっても、買うものは大体決まっていて、漬物とお菓子くらい。
漬物店に行くと、お目当ての「紅大根」が売り切れ

このお店の「紅大根」は、「サラダ感覚の漬物」という感じ。
パリパリとフレッシュな漬物なんです。
お店の若主人さんにお話しを聞くと「今年は、気候が不順で紅大根そのものの入荷が、安定していなんです」とのこと。
仕方なく?しば漬けを2つ買うことに。
「お菓子は・・・」と迷いながら、三条→四条へと歩いて、結局買わずじまい。
帰りがけに京都駅のお土産コーナーで、「上技物あられ」のお店で、あられとおせんべいを買って帰りました。
四条まで歩く=祇園まで歩いたということになるのですが、さすがに「事始め」のご挨拶は終わっているので、「一力亭」前の人込みはなく、いつもの観光客が行きかう感じでした。
歩き疲れたこともあり、建仁寺でひと休憩。
別にお茶をいただく訳ではありませんが、「〇△□の庭」とか、禅寺特有のお庭をゆっくり拝見。
今年は例年よりも、紅葉が遅いのか?お庭の紅葉を楽しむコトができました。
そして15時30分近くになり、六波羅蜜寺へ。
六波羅蜜寺は、空也上人が開いたお寺。
空也上人といえば、「空也念仏踊り」。
今でも「空也念仏」を、毎日行っているお寺なのです。
長い間その「空也念仏」は、一般の人に見られることなく行われていたため「隠れ念仏」とも呼ばれ、13日から30日の間だけ一般公開されるのです。
今年1年のいろいろな(悪いコト)を払い、良い年が迎えられるようにと、「隠れ念仏」を拝見、念仏を唱えてきました。
夕方5時30分過ぎの電車で、京都を出て夜の8時過ぎには遅めの夕ご飯を自宅で食べた、京都のお出かけでした。
NoTitle
朝ご飯食べるのが遅くなってしまって残念でしたね
舞妓さん・・仕事始め・・この日に向け毎日お稽古してらっしゃるのかなぁ。しきたりとか大変なんでしょうねぇ・・