さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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セカンドオピニオンと巷にあふれる民間療法

先月、川島なお美さんが「胆管がん」で亡くなられた、というニュースはいろいろな意味でショッキングなことだった。
ショッキングだった理由は、亡くなるしばらく前に「激ヤセ」状態でメディアに登場されたことだった。
あまりの激ヤセ状態だったのに対して「元気ですよ!」と、明るく答える川島さんのギャップに「無理をしなくても・・・」と、思われた方も多かったのでは?という気がしている。

その川島さんが、亡くなられてからいくつかの話題があった。
その一つが、セカンドオピニオンについて。
川島さんが、ご自分の病気の治療についてセカンドオピニオンを求めた医療者が、あの「がん放置論者」である近藤誠さんだったのだ。
これは近藤さんご自身のブログか何かで書かれたことなので、おそらく本当のことだろう。
ちなみに、近藤誠さんのクリニックでセカンドオピニオンを受けると「30分3万2千円」らしい。
普通のがんのセカンドオピニオン受診ができる、がん拠点病院の場合最高額でも1時間1万円くらい。
私の通っている病院は、1時間6千円くらいだったと思う。
もちろん、実費です。
その結果として?川島さんはおかしな民間療法を選ばれたのでは?という、話が出てきている。

「おかしな民間療法」というのは、「金の棒で体をさする」というものらしい。
どのような理論で「金の棒で体をさすると、がんが治る」のかはわからないが、もしかしたら「金箔パック美容法」のような、発想から生まれた民間療法なのかもしれない。
女性で美容オタクと自認される方ならご存じだと思いますが、「金箔パックをすると、肌が若返る」という美容法です。
実際、高級化粧品の中には「金箔入り美容液・美容ゲル・美容クリーム」がありますから、おそらくそれなりの効果はあるのでしょう。
化粧ノリが良くなる・・・という効果は。
だからといって「免疫力が高まりがんが治る」とは思えないのですが、「抗がん剤拒否」をし、藁にも縋る思いの患者さんにとっては、治療の選択肢の一つとなってしまうのでしょう。

川島さんとは関係ありませんが、「がんは、39度以上の熱で死滅する」という情報だけで、「サウナや酵素風呂に入って体温を上げましょう」という方法を進める方などもいらっしゃるようですが、残念ながらサウナや酵素風呂で体温を上げたとしても、がんは死滅しません。
ポイントは「39度以上の発熱」です。

「39度以上の発熱」って、どのような状態ですか?
意識がもうろうとなる程の発熱です。
昔の「水銀体温計」の最高計測温度は、42度でした。
「40近くの発熱は、命の危険がある発熱」という認識が、一般的でしょう。
確かにサウナや酵素風呂などは体が温まりますが、その温まり具合は「気持ち良い」温まり具合のはず。
体の表面温度がいくら高くても、体の中=臓器が同じ温度になっている、というわけではないのです。
冷静に考えればわかりそうなことですが、事実に都合の良い情報が組み合わさると、人は信じやすくなるものです。

川島さんの場合、仕事のコトを考え、あえて「抗がん剤治療」を受けなかった、ということは十分に考えられます。
それだけご本人が、納得されていらっしゃったのだとすれば、部外者は何も言うことはできませんし、口を挟む必要はないと思います。
昨年1月の手術を受けられるとき、すでに「余命1年」と告知されていた、という話もありました。
とすれば、告知された余命よりも長く生きられたのは、川島さんご自身の仕事やご主人に対する思いが、あったからだと思います。
そもそも、告知される余命は、あくまでも統計上の確率論。
むしろ、患者さんご自身の「生きる気持ちと行動」が、大きく左右するとも言われているのが「がんの余命告知」。
川島さんの場合も、ご自身が余命を延ばしただけで、民間療法による延命ではなかったと思います。

ただただ残念に思うのは、「がん放置推進論者」の医師にセカンドオピニオンを求めたことです。

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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
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