さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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父の入院で考えたこと‐4-

退院から1か月10日ほど過ぎた、お彼岸。
今年命日に行けなった、母の墓参りを兼ね、帰省した。
退院後の父の様子が心配だったことと、「介護保険の非該当」になった理由を確認するためだった。

「介護保険」とは
おそらく、40歳以上の方であれば健康保険の中に「介護保険料」が含まれていることは、ご存じだと思う。
基本的には、65歳以上を対象としているのだが、例外的に40歳以上の末期のがん患者さんも含まれる。
とはいうものの、この「介護保険」いったいどんな人が利用できるのか?というコトがわからない。
父の場合、手術を担当してくださった主治医の先生が、比較的早い段階から「介護保険の申請」の話をされていたので、病院にいるケースワーカーさんへの連絡もスムーズで、ケースワーカーさんからはとても丁寧な説明があった。

「介護保険」は、病院に入院している間は利用できない
実は介護保険が適用される第一の条件は、「入院状態ではない」というコト。
理由は、入院中は看護師さんなどケアをしてくださる方がいらっしゃるから。
在宅で誰かのサポートを受ける必要がある、と行政の担当者が必要と判断したときに、初めて「対象者」として利用できるようになる。
その範囲は、リハビリなどの身体的機能の回復訓練や認知症などにより生活がままならなくなったときの生活サポート。生活をサポートするためのさまざまな道具などの購入やリース代が対象。
意外な気がするかもしれないが、廊下の手すりやお風呂場で使う椅子、電動ベットのリース代などの購入も「介護保険」の適用範囲となる。
実際、父と一緒にケースワーカーさんのお話を聞いたとき、父が使うとすればお風呂の入浴用の手すりくらいかな?という感じだった。

申請から認められるまで
申請をしたからといって、やみくもに認められるわけではない。
申請→行政職員による担当医の意思書と申請者本人に対する聞き取り調査→判定会→認定
というステップによって、「要介護1~5」または「要支援1,2」が決定される。
実家のある米子市の場合、申請から認定まで約1か月かかった。
父に聞くと、相当細かな内容の意思書を担当医の先生は書いてくださったようで、かかりつけ医の先生用にと写しを用意してくださっていた。
この「写し」については、私が2回目の付き添い帰省の時、かかりつけ医の先生からの依頼で担当医の先生に写しの用意をお願いしていた。
その写しをご覧になられた、かかりつけ医の先生は「相当な重症患者として書いているね」と驚かれるほどの内容だったらしい。
しかし、父に対する聞き取り調査の中心は
①「薬の管理ができるか?(=薬の飲み忘れや過剰摂取、飲み間違いはあるか?)」
②車いすなどを必要としているか
③1人で食事ができるか(=誰かのサポートを必要としているか)」
という3点の質問がされたようだった。
実際のところ、父は重篤な心筋梗塞の状態で救急搬送され緊急入院、手術をしたのだが、一般病棟に移る頃は、これら3項目に該当するようなことはなく、「自立した生活がほぼできる」という状態だった。

非該当になった理由
「非該当」の理由は、通知されていないので、あくまでも想像の範囲になってしまうのだが、父が「非該当」となった理由は、上述した3項目に該当しなかったためではないだろうか?と、考えている。
実際、私の知っている範囲の「介護保険」を利用して、親介護をしている友人の親御さんは、この3項目に該当する。
当然のことながら、「要介護度5」だ。特に①と②の理由は、「要介護度」が上がる要素のようだ。
そして、父の場合この3項目に関しては全く該当しなかったのである。
担当主治医の先生が「介護保険の申請」を考えた大きな理由は、
①「心臓リハビリ」を保険適用で行うため
②食事量全体が少ないため「高齢者の栄養失調」を起こさないため
だったと思われる。
そう考えると、最初から父の場合「非該当者」だったのだ。

問題点
「問題点」というほどではないかもしれないのだが、これから先「分かり易い認定患者」よりも、父のように担当主治医から見た「要支援者」が増えていくのでは?と、考えている。
確かに聞き取り調査の①~③は、非常に分かり易い。
それに対し、父のようなケースは分かりにくい。
一つの政府方針として、「これからは、患者自身(=国民自身)が積極的に予防に努め、予防のためのサポート体制の充実」というコトが言われている。
まさに、担当主治医が一番心配したのは「予防のためのサポート、支援」の部分で、分かり易い症状が出る前からの支援を考えられていたのだと思う。
しかし、判定をするための聞き取り調査では、「予防」という視点ではなく「現状」を判定材料としたために、父の場合「非該当」になったのでは?と、考えている。

父の場合「非該当」になったことで落ち込むようなことはなく、むしろ「非該当」になるくらい元気に回復をした、考えているようだ。
そして「非該当」だからこそ、理学療法士さんから提案をされたり、かかりつけ医の先生が勧めた「エアロバイク運動」を積極的に取り組むようになり、かかりつけ医の先生の指導のもと「1日10分×3」行っているらしい。
もちろん、担当主治医の先生から言われた「体重・血圧・脈拍数」のチェックも朝・夜と欠かさず、ノートに記録している。

そんな退院後の父の姿を確認することができただけでも、お彼岸に帰省してよかったと思っている。
何より、父と一緒に1か月遅れではあったが、母の墓参りができたコトでホッとしたのだった。


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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
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