さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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父の入院で考えたこと‐3‐

父の「介護保険申請」で、「非該当」になった理由は後日説明をさせていただきますが、「非該当」になった理由そのものの説明があるわけではないので、あくまでも私の想像というコトになる点をお含みください。
ただ、私の想像する理由が「非該当」であるとすれば、今の高齢者医療制度の問題点のような気がしています。

担当主治医とかかりつけ医
父の話から少し外れるのだが、私が乳がんになって勉強をしたことは「乳がんの知識」だけではなく、「がん全般の知識」ともう一つあった。
それは「医療制度」。
がん患者さんの多くは、長期にわたり「抗がん剤」などの薬で病気をコントロールするコトになる。
幸い私の場合は、超×4早期であったため手術のみで終わってしまったが、多くの患者さんは高額な抗がん剤の治療を受けている。
結果「高額医療制度」のような、医療費に対する知識も必要になる。
それだけではなく、今の医療情勢(国の方針)が、がん患者さんに対しても大きく影響を及ぼしている部分もある。
例えば「地域連携パス」という制度。
がん患者さんでも聞きなれない言葉だと思うのだが、「がん拠点病院と地域の開業医が連携をして患者さんをサポートしましょう」というシステム。
そのような連携システムそのものが上手に運営されているか否かは別にして、今後は「抗がん剤治療などはがん拠点病院で。腫瘍マーカーなどの検査や日頃の健康管理については地域のかかりつけ医で行ってください」というコトが、一般的になっていくであろう、といわれている。

そのような事情があるコトを踏まえ、私が1回目の付き添い帰省をしたときに整えたかったコトが「(父の)かかりつけ医と今回の担当主治医との連携パスづくり」だった。
というのも、大学病院にお薬をもらいにたびたび出かける、というのは高齢の父には相当の負担で、何より、大学病院で5分診療のために半日以上いる、というのはせっかちな父には苦痛だと思ったのだ。
それに比べ、気心のわかっているかかりつけ医であれば、「体調が悪い」、「お薬が欲しい」といったときに、気軽に行けるし、相談もできる。
父にとっても、遠距離看護をしなくてはならない私にとっても、ご近所のかかりつけ医の先生が、一番頼れる存在だと考えたのだった。

1回目の付き添い帰省のとき、私の独断で①心筋梗塞で緊急入院をしたこと②手術の内容と今後の治療方針③使用されてる薬など、について大学病院の担当主治医の先生からいただいた資料やインフォームドコンセントなどを持参し、かかりつけ医のところへ行き、状況を説明したのも上述した「一番頼りになる医療者」に知ってもらう必要性を考えたからだった。

驚いたことに、すでに鳥取県では「地域連携パス」のようなシステムが稼働しており、かかりつけ医の先生は、私が持参した書類に目を通しながら、「包括支援センター(介護支援が必要な高齢者をサポートするセンター)」などに対する書類の作成を大学病院の担当主治医の先生にお願いをしてください、という指示をいただくコトができた。
それらの指示や説明を基に、私から入院をしている大学病院の担当主治医の先生に話をし、書類の手配をしてもらったのだった。
ただ・・・そのような先手先手で動く家族は、少ないらしく・・・担当主治医の先生には驚かれてしまった

ICレコーダー
実はこの時から、準備をしなくては!と思っていたのが、ICレコーダーだった。
拙ブログのプロフィールのところに「患者力を高める5つのポイント」を載せているのだが、この「5つのポイント」にある「主治医の言葉を録音する」というコトをする必要を感じたからだった。
私が乳がんになった時、自分なりにそれなりに乳がんの勉強をしたし、質問ノートを作り、スパルタな主治医に対してわからないこと、疑問に思っているコトを質問し記録してきた。
それは、スパルタな主治医の治療前に検査を担当してくださった先生のときも同じだった。
そのような疑問やわからないコト、不安を一つずつ解消していくコトで、自分が一番納得できる治療を選択することができたのだ。
しかし、今回の父のように緊急入院、即手術では、患者本人である父は、自分の体に起きているコトが全く分からない。
何よりも、難しい医学用語を担当主治医から言われても、意味も分からず「先生にお任せします」になってしまう。
それでは退院後のケアが十分受けるコトができない、と考えたのだった。
その問題をカバーするために必要だと考えたのだが、ICレコーダーだったのだ。
ICレコーダーに、担当主治医の説明などを録音しておき、後日かかりつけ医の先生のところで、録音内容を聞いてもらいながら、改めてかかりつけ医から病状や今後の治療方針などを説明してもらう、という方法を考えてのことだった。
今では、高齢者が使いやすいICレコーダーがあり、それらのICレコーダーの説明書にも「病院で医師の説明を録音する」というケースが書いてある。
もちろん、実際に使う前には、担当主治医には了解をもらった。
そんな家族は、ほとんどいないらしく、面食らった表情の担当主治医ではあったが・・・

民生委員さんとご近所力
実家のある地域は、約35年ほど前に引っ越した「(当時の)新しい住宅地域」だった。
当時は30代の世帯も多かったのだが、今では60歳以上の世帯がほとんど。
地域全体が、高齢化しているのだ。
ただ、心強かったのだ引っ越した頃からのご近所づきあいが、今でも続いており母が亡くなってからは「男の独居老人は、食べ物にも困るでしょ」と心配をしてくださり、お惣菜の差し入れなどもたびたびあったようなのだ。
さすがにCCUに入院していた時には、お見舞いは辞退させていただいていたが、一般病棟に移り家族の付き添いが無くなった、退院までの間はご近所の方がお見舞いに来てくださったようで、父自身はあまりさみしい思いをしなかったようだった。
何より退院後の生活で心強かったのは、ご近所に民生委員さんがいらっしゃったことだ。
ご近所さんで日頃から顔を合わせているので、いざ!というときの行政とのパイプ役を買って出てくださったのだ。

そのような手配を1回目の付き添い帰省と2回目の付き添い帰省で何とかやり、2月11日、予定よりも1週間遅れで、父が退院。この時は、2番目の兄が付き添い、退院手続きなどをした。
私は、2月の母の命日の墓参りができなかったこともあり、3月のお彼岸は、母の墓参りのために再び帰省。
退院後の父の様子も心配だったのだが、思いのほか元気で一安心

「介護保険と認定」については、次回に・・・。
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
Pink&Paechさんのリンク内のブログから、お問い合わせ下さい。

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