さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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父の入院

今年の1月11日、父から携帯に電話。
「こっちに帰ってきてほしい」という連絡。
いつもとは違う声や話し方に「何があったの?」と聞くと、「明け方の4時半ごろ、激しい胸の痛みがあり狭心症の薬を飲んだのだが、痛みが治まらない」という。
すぐに「救急車を呼んで、大学病院に行く!(というより、「行け!」という命令調)」と話すのだが、「救急車を呼ぶのは嫌だ」と、駄々をこねる。
85歳にもなって「嫌だ!」というのも、問題なのだが・・・
「とにかく、帰るけれども翌日12日は『成人の日』で仕事先には連絡がつかない。13日の夕方には仕事の調整をして帰るから。嫌でも救急車を呼ぶのが先決!」と言って、いったん電話を切る。

その直後、兄に「不整脈の発作が起きた(父は、以前から不整脈があり狭心症の既往症があった)ため、心臓カテーテルの検査の後緊急の手術の可能性あり。できれば明日(=12日)実家に帰ってほしい」と連絡。
実は、兄(一番上の兄)は昨年3月で中学校教諭を定年退職し、今は名古屋市の一般向けの科学関係の施設で「実験の先生」をしている。
そのため、日曜日は仕事があっても他の日は比較的融通が付きやすい。そのことを見込んでの連絡をしたのだった。

その後、知り合いの方が実家を訪問したときに、父の異変に気づき救急車で大学病院へ。
当然のことながら、即入院

救急車で運ばれた時点で、心筋梗塞の発作が起きてから12時間以上経過していたため、状況的には「重篤な状態」。
緊急の手術が行われ、心臓カテーテルの検査と同時にステントの手術。
付き添ってくださった知り合いの方から、父の携帯電話を使って連絡が夜遅くにあり、担当主治医の先生から検査の結果と治療の内容、そして「容体が急変した場合には、延命措置をしますか?」という同意を求められる。
この時点で「心筋梗塞」ということが判明したので、延命措置といっても脳梗塞などで起きるような後遺症の可能性は比較的少ないと判断をし、延命措置の了解を即座に了解。

直後に、兄から連絡があり12日の午後には帰れることを確認。
同時に、父の容体と検査の結果と手術の内容を連絡。

12日、仕事の調整ができるところから何とか連絡を取り始めると同時に、帰省のための切符を購入するため出かける。
もちろん、救急車の手配をしてくださった方へのお礼のお菓子やご近所への挨拶用のお菓子を購入。
13日、何とか仕事の調整を無理やりつけて、夕方実家へ。

14日から18日まで、連日病院の集中治療室へ。
といっても、集中治療室は看護師さんや担当医のみなさんが詰めているので、家族としては「緊急時に何かあってはいけない」という理由で、付き添っているだけ。

14日父の顔を見ると、ずいぶん浮腫んでいる。
一瞬「え!お父さん?!」と思ってしまったが、目を開け私や兄に家のことをあれこれ指示を出すのは、やはり父らしかった。
実際のところ、緊急手術をした翌日からは意識もはっきりしており、父本人は自分の病気の重篤さ・重大さを理解していなかったようだ。
1週間ほどの入院で元気に退院できる!と思っていたようだった。
子供たち(=私と兄)は、最低3週間の入院と担当主治医から聞かされていたので、そのギャップというか本人の意思というか楽観さには、やや驚かされた

父の入院で一番困ったのは、病院に行くためのバスの本数が少ないということではなく、病院の帰りに夕飯を食べるところがなかったことだ。
確かに、病院へ行き来するために利用するバスは本数が少なく、夕方になると1時間に2本くらいになってしまう。
場合によっては、1時間以上次のバスがない!ということもあった。
でもバスの時間については、事前に時刻を確認すれば何とかなる問題なので、不自由さはそれほど感じはしなかった。
むしろ、夕飯を食べて帰ろうかな?と思っても、周囲に飲食店がないとか、実家近くにスーパーが無い(当然、コンビニもない)ことのほうが手痛かった。
バスの時間より1時間くらい前に病院を出て、駅近くのイオンまで歩き夕飯の食材を購入して帰る、というのがお約束になった。

父の様態がわかり、手術の内容や治療方針などについてのインフォームドコンセントの書面を担当主治医から頂いていたので、それらの書類を持って父のかかりつけ医のところへ。
以前から父のかかりつけ医(亡くなった母のかかりつけ医でもあった)は知っていたので、「家族面談」というカタチで病状の説明。
逆にかかりつけ医からは、どのような報告を必要としているのか?という、内容を聞き、担当主治医へ連絡をする。
このような「連絡網の整備」は、私が帰省している間にある程度作り上げる必要があったため、比較的早い段階で動き始め、いったん名古屋へ帰るときにはある程度のカタチを作ることができた。

18日私が名古屋へ帰るため、二番目の兄が代わりに帰省。
そのあとは一番上の兄のお嫁さん(=義姉)にバトンタッチ。
そして再び、私が名古屋から帰り父の看護・・・という1月だった。
義姉が看護に来た頃には、一般病棟に移ることができたので、ここからは家族の付き添いは必要ではなくなったのだが、私には「介護保険の申請」やら「担当主治医とかかりつけ医との連絡係」など、退院後の父のケア準備のためにバタバタと病院と関係個所に行き手続きやら挨拶をすることに。

ここまでが、父の入院の事実関係の記録。
次は、「遠距離看護と家族の患者力」について、書いてみたいと思います。
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NoTitle 

すごいなぁ お兄さんと緊急の時の役割分担がちゃんとできてるし
緊急時の判断も落ち着いてらっしゃいます。 お父様素晴らしいご兄妹お育てになってます。素晴らしいです!
  • よっちママ 
  • URL 
  • at 2015.03.18 00:49 
  • [編集]

イエイエ、スパルタな主治医のおかげです(笑) 

こんばんは、よっちママさん。
コメント、ありがとうございます。

> すごいなぁ お兄さんと緊急の時の役割分担がちゃんとできてるし
> 緊急時の判断も落ち着いてらっしゃいます。 お父様素晴らしいご兄妹お育てになってます。素晴らしいです!

イエイエ、実はスパルタな主治医のおかげだと思っています。
というのも、スパルタな主治医は「いつどんな時でも、客観性を持って判断をするのは患者本人である」という考えと考える力を養ってくださった、とこの5年間で実感しています。
そのため、乳がんだけではなく、さまざまな医療情報も集める努力をし続けた結果が、今回十二分に生かされた・・・という感じです(苦笑)。

兄弟の連携については、以前、父が前立腺肥大で入院することになった時、母の認知症が発覚したため、父の入院期間中、母の介護のために連携手順が出来上がっていたからです。
  • のんチャン 
  • URL 
  • at 2015.03.18 23:52 
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  • at 2015.03.19 17:18 
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  • at 2015.03.22 08:31 
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
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