さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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「(肺)がん」と向き合う-2-

随分、時間があいてしまいました
何とか難しい、薬物療法(「抗がん剤治療」)について、頭が整理され・・・それにしても時間が掛かりすぎですが・・・。

がん治療は、ステージで治療が変わる
乳がんなども同じですが、がんの治療は「ステージ」で治療が変わってきます。
私の場合「0期・非浸潤がんの乳がん」でした。
「0期」というのが、ステージを指します。
基本はⅠ期から始まりますから、私の場合は「Ⅰ期前の状態だった」というコトになります。
そもそも「ステージ」というのは何か?と言うと・・・「がんの進行度」だと考えると分かり易いと思います。
もちろんⅠ期はじまり、数字が増えていくと「がんが進行している」というコトになるのですが、進行の状態によってⅢaとかⅢbという表現がされます。
肺がんの場合、Ⅲaというのはがんができている側の気管支など広がっている、と言う状態。Ⅲbは反対側の気管支にまで広がっている、と言う状態を指す、と言うことでした。
Ⅰ、Ⅱ期であれば、局所手術でがんの病巣部分を取り去ると言う方法が、治療の第一歩となりますが、Ⅲ期になってしまうと治療は薬物と放射線による治療になります。
Ⅳ期というのは、肺以外の臓器に転移が見られる状態を指し、薬物療法が中心。
何故、進行すると薬物療法が中心になるのか?と言うと、がんと言う病気が、遺伝子が傷ついて起きる細胞の病気だから。元々がんができた臓器よりも遠くの臓器に転移をしてしまっていた場合、転移した先の臓器を手術でとっても、取り切れる訳ではありません。むしろ「命のリスク」が高くなります。
そのため、体のどこかに潜んでいるがんをすべてやっつけてしまう為に、抗がん剤を使うのです。

薬物療法は、進化している
「抗がん剤治療」というと、一般的なイメージは激しい副作用。
基本的には「プラチナ製剤+第3世代抗がん剤」という方法がとられるのですが・・・。
「第3世代抗がん剤」という名前の通り、抗がん剤そのものが大きく変化しその種類も8種類ほど。
どの抗がん剤も効果は同程度と言われているようですが、がんと言う病気そのものが「細胞の病気」なので、患者さんとの相性があったり、長期的に使用することで「がんが薬に対して耐性」を持ってしまう場合があるため、状況に応じて薬を変える必要があるのです。
当然、副作用も様々。
食欲低下、貧血、腎障害・・・などなど、薬によって副作用そのものも違う、と言うことでした。
ただ、一般的に言われる「脱毛や皮膚・爪障害」などが起きやすい理由は、細胞分裂が一番活発な場所が頭皮や皮膚だから、と言う説明がありました。
髪の毛や爪そのものは死んでしまった細胞ですが、髪の毛や爪が伸びるのは下にある細胞の活動が活発だから、と言う説明には、納得

2002年、日本が世界に先駆け承認した「イレッサ」は、「分子標的薬」というこれまでとは全く違う考え方で作られた薬。
「イレッサ」そのものは、「間質性肺炎」という副作用で亡くなられ、裁判になっているのでご存じの方も多いと思います。
実はこの「イレッサ」は、肺がんの患者さんなら誰にでも効果がある!と言う薬ではなかったのです
「イレッサ」の場合効果がある患者さんというのは、「腺がん」と呼ばれるタイプの患者さん。
「小細胞肺がん」の患者さんでは、効果が無いだけではなく「間質性肺炎」という副作用まで引き起こす薬だったのです。
ではなぜ、世界に先駆け日本で承認されたのか?というと、「小細胞肺がん」の患者さんは、「肺がん」患者さん全体の20%程度、「腺がん」の患者さんは40%もいたからです。
「腺がん」は、「EGFR」という遺伝子の「チロシキナーゼ」という部位に異常が起きるコトで発症する、と言うことが判っています。
「イレッサ」はその「EGFRにくっつこうとするがん細胞を、邪魔(=阻害)するコトで、がんを治す」という、いわば「ピンポイント(=特定分子を標的にする)型」の薬。
乳がんの治療薬として有名な「ハーセプチン」も「分子標的薬」で、確か最近になってある特定のタイプの「胃がん」の患者さんにも適用されるようになった・・・と記憶しています。

この「イレッサ」裁判が継続中ではありますが、既に同じ様な「分子標的薬」が次々と登場しています。
「イレッサ」が「肺がんの分子標的薬第1次世代」だとすれば、今は第3世代まで登場しています。
と言うのも「EGFR」遺伝子だけが、「腺がん」の要因ではない、と言うことを日本人研究者が発見したから!
その遺伝子というのが「EML4-ALK融合遺伝子」。「ALK阻害薬」が第3世代とも言える「分子標的薬」、と言うことでした。

従来の「抗がん剤」が、DNAを壊し、けがんをやっつける「薬」なら、「分子標的薬」はDNAの中にある「細胞核」の部分でがんを増殖させないようにブロックする「がん特有のメカニズムに作用」する、と言う全く異なる発想から生まれた薬、と言うことがわかっていただけたでしょうか?

今話題の「免疫治療」
「がん治療」についてネットで検索すると、必ず!と言って良い程登場するのが「免疫療法」。
実は、ほとんどの「免疫療法」は効果がありません!
ただ最近、「悪性黒色腫」と呼ばれる「皮膚がん」の一種の適用薬として「オプジーボ」という「免疫治療薬」が、承認されたと言うことです(日本での承認は、2014年9月)。
そもそも「免疫治療」とは何か?というと・・・。
実は、人の体は生まれた時から「がん細胞」が日々作られているのです。
その数「5000個/日」と言われています。
その5000個のがん細胞を、やっつけているのが「免疫細胞」で、1日あたりの勝率「5000勝/0負」。
この「免疫細胞」のメカニズムを利用した薬が「オプジーボ」という薬なのです。
ちなみに「オプジーボ」という薬は、日本の製薬メーカーさんが作ったお薬だそうです(凄いぞ!

ここまでが、吉田先生の講演でした。
小松先生は、一問一答形式で質問に答えながら「がん薬物療法」について、と言うチョット変わった内容でしたので、アップが難しいかも・・・。
一応、今回の「(肺)がんと向き合う」は、終了です。
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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
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「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


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