さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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「がん」は身近な病気です

仕事がら毎日新聞社のWEBサイトのチェックは、欠かさない。
今日、毎日新聞のサイトをチェックしていたら、チョッとショッキングな数字があった。
毎日新聞:「がん患者:診断後1年以内に自殺・・・危険性は他の20倍」

テーマとしては、母屋ブログ取り上げたいテーマなのだが・・・いずれ取り上げるにしても、取りあえずこちらでUp。
と言うのも、こちらのブログに来て下さる方々に、「がんという病気は、決して悲劇的な病気ではないんですよ!」と、常々Upしてきたから。
私自身、「がん告知」というのは、それなりにショックなコトではあった。
一番ショックだったのは「がんかも知れないので、精密検査をしましょう」と言われた時で、それから後は、淡々と検査を受け、その検査期間中に「乳がん」の知識を集め、わからないコトは検査の度に担当医(現在の検査を担当して下さっている素敵な乳腺外科の先生)に、質問をし不安を解消していた。
その為「がん告知」の時は、担当医の先生が驚く程冷静だったのも確か。
これは、今でもお会いすると「のんチャンは、検査の時から告知に至るまで理性的で冷静な判断をしていたね」と言われる。

その冷静さがあった理由は、おそらく早期であったためだと思うのだが、もう一つ理由があるとすれば仕事がら様々な知識があったからかも知れない。
専門は、マーケティングなので「がん治療」とは縁はないのだが、以前老健などの医療関係の仕事をしたコトがあり、その時に、老健入所者について調べる次いで(この「次いで」が、実はマーケティングの仕事では、重要ポイント!)に、その周辺知識として、ある程度いろいろな病気についての知識も仕入れていた。
と言っても、「日本人の死亡原因第1位。男性の2人に1人、女性の3人に1人が、がんになる」という程度だったのだが・・・
それでも、その程度の知識でも「実はがん、と言う病気は縁遠い病気ではなく、身近な病気なのだ」という意識を持つには十分。

「がん」という病気が身近な病気だと判れば、「ドラマチックな病気ではない」と言うことも判る。

ただ残念ながら、多くの人にとって今でも「がん」は「遠くにあるドラマチックな悲劇的な病気」という印象があり、社会全体もそう考えている節がある。
その様な社会全体の雰囲気というのが、実はがん患者にとって様々な障害を生んでいることも確か。
例えば「がんになったら、仕事は辞めて治療に専念」という社会的雰囲気。
確かに、治療に専念する必要はあるのだが、早期であればその治療期間は短い。
私に関して言うなら、入院日数10日間のみ。
その後経過検診などは必要だが、糖尿病の様な薬の処方もなければ自己管理ということもない。
最も、再発リスクを下げるために「ダイエット」は必要だったが・・・。
抗がん剤の治療にしても、今は外来で行えるケースが増えている。
例えば金曜日に治療を受け、土日は自宅で静養。週明けの仕事には支障をきたさない、と言う方法もある。
様々な工夫で、治療を乗り越えている患者さんも多いのだ。

ところが、その様な患者さんの実態とメディアで取り上げられる患者さんには、大きなギャップがあるコトのほうが多い。
メディアとしては「ドラマチックで、視聴者の心揺さぶる」コトのほうが、視聴率などの点からも良いのだと思うのだが、メディアは社会的影響力も絶大であるがために、そのイメージを定着させやすい。
いくら多くの患者が「がんと言う病気と向き合い、日常生活をしているんですよ!」と言ったトコロで、メディアの力に及ぶコトはないのだ。

もう一つは、日本人特有の「ノーリスク社会」という社会思考がある。
「ノーリスク社会」というのは、「リスクがない社会」という意味ではない。
「リスクを見ない・知ろうとしない社会」という意味。
確かに「がん」という病気は、社会生活を送る上で様々なリスクがある。
そのリスクを患者も社会も受け入れるだけの準備が出来ていない、と言うのが現状だと思う。
その「リスク」を怖がる余り、自らの命を絶つと言うことのほうが、人材を失うと言う社会的リスクは遙かに大きい、と言うことに目を向けていない様な気がしているし、本人も意識も理解もしてないのでは?

がん患者となった瞬間から、社会から隔絶され一人社会から取り残されるように感じるのであれば、それは大きな間違い。
電車の7人掛けの席に座っている人の内、あなたともう一人が同じがん患者なのだ、と考えれば見える社会は随分違うはず。
一人で悩まず、病院の支援相談室の扉を叩く勇気を持って欲しい・・・と願うばかり。
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
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