さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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緩和ケア

拙ブログに来て下さる方々の所への訪問もできず、不義理の日々・・・
にも関わらず、お越し下さるみなさまに対して感謝の言葉しかございません。

実は1日の日曜日、朝から某所へお出かけ。
行った先は「がん拠点病院」。
その病院で「緩和ケア」の講演があったのです。
それまで知らなかったのですが、「がん拠点病院」って「年に1回以上市民向けがんセミナーの実施」が一つに認定基準になっているんですね。
その「市民セミナー」へお出かけだったのです。

テーマの「緩和ケア」ですが、一般的イメージは「終末期医療」だと思います。
実は私も「緩和ケア=終末期医療」だと思っていました。
でも今は違うのですね。
今の「がんに対する緩和ケア」の考えは、「体と心のケア」という二つの側面から、治療開始と同時に行うことがベスト、と言う考えだそうです。
その為に関わる医療者も、実に多層的。
リンパ節などを切除した患者さんを対象に、リハビリを担当する理学療法士さん。
薬物療法をスムーズに安全に行う準備のためには、歯科衛生士さん。
そして、心のケアという意味では精神科医の先生・・・と、外科や薬物療法を担当する内科の先生達だけが、がん治療にあたっている訳ではない、と言うお話でした。

それだけではなく、「緩和ケア」という視点では「医療麻薬」も重要な薬である、と言うお話もありました。
「麻薬」と言っても、専門医や専門薬剤師によって調製されるので中毒となるようなことは無い、と言うコトや今では「貼り薬タイプ」もあり、この様な「貼り薬」のタイプは在宅医療という点で期待されているらしい。

登壇された先生の中でも精神科の先生のお話が、とてもユーモアがあり楽しい講演。
なんでも、がん拠点病院に勤められて30年、その間トレードもなければヘッドハンティングもされず、リストラ対象にもならず同じ病院で診療を続けてこられたことに感謝!と言うコトでした。
元々は「睡眠が心や精神に与える影響」について、研究をされていた先生。
その先生が精神科医として「患者さんの心のケア重要性」を感じたのは、2人の患者さんとの出会い。
一人は「高齢の転移性の肺がん患者さん」、もう一人が「進行性筋萎縮症の中年女性の患者さん」だったそうです。
お二人とも「先生、辛いです。夜眠れないんです。眠ってしまったら、もう明日目が覚めないのでは無いか不安なんです」という言葉を度々言われ、患者さんが眠るまで手を握る夜を何度も過ごされたと言うコトでした。

その様な経験から、「睡眠と心と体」という視点で「質の良い眠りが、患者さんに良い影響を与える。ならばどうすれば良いのか?」ということを真剣に研究をされたそうです。
例えば「寝る子は育つ」という諺があるが、その意味は「良質な眠り(ノンレム睡眠)がしっかり獲れることで、脳が休むことができる。それだけではなくレム睡眠中は、脳がそれまでの情報を整理する時間なので、両方の睡眠がしっかり取れることで、体の成長だけではなく脳の成長にもプラス」という説明でした。

また、若い時に比べ高齢になると「早寝・早起きになる傾向がある」というのは、加齢による筋肉量の現象=代謝の低下や疲労感の違いによって起こりやすくなる、と言うコトのようです。
そこで「質の良い睡眠を取る方法」は・・・
1.22時~2時の間は、寝ていること
2.夕方のウォーキングなどの運動、早めの夕食、ゆったり入浴で、21時までに体温を一時的に上げ、22時頃までに体温を下げる
3.寝だめは残念ながら出来ません!

そういえば「うつ病」の治療の一環として「朝日を浴びる」という治療があると聞いたことがあります。
体のリズムを正常に戻すだけではなく、良質な睡眠を取ることで脳の活動も正常に戻すと言うコトが目的なのでしょうね。

そして今回のテーマ「緩和ケア」という視点では・・・。
1.がんになった(「がんと告知された」)時は、一種のノイローゼの状態
  がん患者さんなら、皆同じ体験をしている
2.「天は乗り越えられない試練は与えない」と考え、病気である(これは、がんに限ったコトではない)と、認めること
3.様々な感情がわき上がってくるが、我慢をしないコト
  泣くコト・悔しい・怒りなどの感情は我慢する必要はない
4.良い睡眠と笑顔は精神的なプラス。笑顔を心がけましょう

可愛い赤ちゃんの笑顔、日焼けをし皺が沢山刻まれたおじいさんの笑顔等々、沢山の笑顔のスライドで終わったセミナーでした。

理学療法士さんからは、「タオル体操」の紹介があり、平均年齢65歳以上と思われる会場では「エア・タオル?!」で体操をする参加者の姿があったり、緩和ケアの先生からは聖路加病院の日野原先生の言葉の紹介がありました。
日野原先生の言葉は、心打つ言葉でしたね。

「人の苦しみに共感できる人は、不幸に負けません-感性を育てる 他人の痛みを我がことの様に考える感性があれば、言葉は真の慰めになりえます。最も有効な感性の教育があるとすれば、それは自らが苦しみ、涙する思いを味わうことに尽きます。生身の経験が無ければ、多くの人に接してその経験を見聞きし、想像力を働かせましょう。感性を育むことにより、耐える力が養われますー」
そしてもう一つ。
「希望を胸に-健康というのは、身体に病気がないということを言うのではありません、例え病があろうとも、希望を胸に、明日を信じて今日を過ごすことができれば、それが健康ということですー」
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
Pink&Paechさんのリンク内のブログから、お問い合わせ下さい。

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