さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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With You Nagoya

今日、午後から「Wiht You あなたとブレストケアを考える会 名古屋」の会合へ出かけてきた。
この会も、名古屋で開催される様になって3年。
毎回名古屋で活躍されている先生が、講演をされるのも楽しみの一つなのだが、実は患者と医師が一緒になって話をする分科会のほうが楽しみが多い。
と言うのも、他の患者さんの治療体験や医師のアドバイスなど、普段主治医との会話では聞けないようなお話を聞くことができるから

今回は前半の講演は「乳がんの最新情報」と人工乳房を作っている池山メディカルジャパンの池山社長の講演。そして後半は座談会形式の分科会だった。

前半の講演を担当して下さったのは愛知医科大学病院の藤井先生と名古屋西部医療センターの杉浦先生。
藤井先生からは、「乳がんの術式の決定と再建」杉浦先生からは「最新の化学療法について」。

藤井先生のお話はいきなり、ミケランジェロの「ジュリアーノの墓」のスライドから始まった。
「ジュリアーノの墓」というのは、ミケランジェロがメディチ家のために作ったお墓の一つ。
お墓というか・・・礼拝堂の中にある彫刻なのかな?
その「ジュリアーノの墓」の彫刻されている女性=お墓の主と思われる、実在の人物の乳房を観察すると乳頭近くが酷く凹んでいる。そのコトからおそらく相当進行した乳がんで、現在の術式としては乳房温存は当然無理、全摘手術を医師としては考える。
実は、中世の彫刻や絵画などの裸婦像のいくつかには、モデルとなった女性は乳がん患者であったと考えられる、と言うものがある。実際、乳がんで亡くなったと言うモデルの女性もいる。
で、その様な術式を決めるのは乳房内のがんの拡がり方や進行状態。
医師としては、再発のリスクを極力減らし、1回目の手術で取り切ってしまうコトが、患者の「生活の質=QOL」という点でも、ベストと考える。
その為、早期の乳がんであっても乳管にそって乳房全体にがんが広がっている場合は、全摘を選択するコトもある。もちろん、美容上のことを考え、極力小さく摘出するコトも考えるが、大切なコトは患者の再発や転移のリスクを最大限減らすコトだと考えている。
と言うコトでした。

乳がんの場合、局所再発(=乳がんになった側の乳房に再びがんが発生するコト)をしても、再度手術を行うコトができる。
ただ、その様な状態を繰り返すコトは、患者にとって肉体的、精神的そして経済的負担が大きい。
その点で、患者とせめぎ合うコトもある、と言うお話でした。

術式の変遷についてのお話。
1970年代までは、最大切除=乳房全摘+大胸筋(乳房の下にある筋肉)切除(「ハルステッド法」と呼ばれる)が主流で、大きく切除をすれば再発はしない、と考えられてきていた。
しかし、いくら大きく切除をしても再発・転移をする患者さんが減らないコトから、乳房そのものは必要以上に切除をするのではなく、全身に微細ながんが飛び散っている可能性を考え、乳がんのタイプに合わせた薬や放射線による治療を行う、と言う考えが生まれた。

と言っても10年前までは、リンパ節に乳がんが見つかれば脇のリンパ節を総て取る、と言う「腋窩リンパ拙切除」が一般的に行われていた。2010年4月から「センチネルリンパ節生検」が保険適用となり、「センチネルリンパ節=乳がんが一番最初に到達するリンパ節」に乳がんが見つからなければ、リンパ節の切除は行わない、と言うコトになってきている。
手術の基本的な考え方としては
①再発リスクを最大限下げる
②美容上の問題を検討する(最近は、乳房の形が大きく変形するのであれば、全摘をし再建を選ぶ患者さんも増えつつある)
③1回の手術で、外科的治療を終える
と言うコトのよう。

外科的治療=手術そのものは、乳がん治療の最初の治療ではあるけれども、むしろ化学療法=ホルモン療法や抗がん剤などによる治療が中心になってきている、と言うお話でした。

化学療法についてのお話は、次回に・・・。
 
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

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「患者力を高める5のポイント」
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以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
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リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

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「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

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