さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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まだまだ続くA・ジョリーショック?

A・ジョリーさんの「予防的乳房切除」の話題から、10日余り過ぎたと思う。
今週初め、聖路加病院とがん研有明病院の2病院が、この「予防的乳房切除」を予定している、と発表があり、一気に「日本でも、この手術が行われるのでは?」と、話題になった。
そして昨日、讀賣新聞が、「乳房切除、16施設が実施・計画・・・がん予防で」と伝えている。

聖路加やがん研有明病院の他に多くの病院が、手術を実施・計画している、と言うコトに対して実は驚いている。
理由は、それほど多くの女性がこの様な手術を希望しているのだろうか?と言う疑問。
確かにA・ジョリーさんの告白によって、注目される様になった手術ではあるのだが、日本人の身体観のようなコトを考えると、時期尚早という気がするからだ。

もう一つは、今話題になっているが為に必要以上に不安に煽られている女性がいるのでは?と言う点。
拙ブログでは過去何度も書いているのだが、日本と米国では乳がん罹患年齢のピークが10年近く違う。
日本女性の場合は40代後半から増えはじめ、50歳前後でピークを迎えるのに対し、米国では50代半ばから増えはじめ60歳前後でピークを迎える。
国別乳がん死亡年別データ
↑は、WHOが発表している国別の死亡年別のデータだが、左端の日本だけは下の方(50代~60代)にグラフが集中しているのが判る。
それだけではなく、欧米諸国ではやや減少気味になりつつある死亡者数が、日本だけ急激な増加傾向にある、と言うコトも判る。

A・ジョリーさんが今回「予防的乳房切除」をした大きな理由は、10年間の闘病の末57歳でお母様が乳がんで亡くなったからだった。
しかし、単純な年齢だけでは日本人には当てはまらない、と言うコトなのだ。
そして、今週発売された一般誌や女性週刊誌では、この点に付いて触れている記事はほとんど無かった。

数年前から米国では「40代の乳がん検診は、余り意味が無い」と言われている。
理由は、上のグラフの通り死亡年齢(=罹患年齢を推察できる)が、60代がピークとなっているからで、見出し的な情報だけで、「まだ、40代だから乳がん検診を受けなくても大丈夫」だと思っている、日本女性は多い。
しかし、日本と米国とでは実情が違い過ぎている。
その様な実態比較もされないまま、必要以上に不安を煽る様な記事が目立っているような気がする。

また「若年性乳がん」の要因とされる「遺伝子の異常」についても、BRCA1もしくはBRCA2タイプの遺伝子を持っているからと言って、必ずしも「若年性乳がん」になるとは限らない、と言う点。
高校の生物の授業で習った「メンデルの法則」を思い出して頂きたいのだが、ある特定の遺伝子を親が持っているからと言って、その遺伝子を子がどのように受け継ぐのかで、違ってくる。
「遺伝子異常=乳がんになる」と確定するコトは出来ず、確率の問題である、と言う点などもメディアではハッキリと指摘をしていない様に感じている。

そして、予定している16施設総てに、「精神腫瘍科」と呼ばれる精神面のケアをする専門医がいるとは、限らないのでは?と言う点。
「乳がんになるのでは?」と、不安な日々を過ごすコトは「生活の質」と言う点ではマイナス面が多い。
だからと言って「乳がんにならない可能性」も見過ごすコトはできない。
人生のライフビジョンの中で、「遺伝子異常」というコトとどう向き合うのか?と言う、精神面でのケア体制が出来ていないまま、進んでいるとすれば本末転倒なのではないだろうか?
その様な指摘がされないまま、メディアがセンセーショナルにクローズアップしている、と言うコトも情報の受け手である私達は、考える必要があると思う。
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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
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  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
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リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
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