さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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書店にて

いつも行く近所の書店に行ったら、↓の本2冊が並んで平積みされていた。
ベスト新書『余命3ヶ月』のウソ
と↓
幻冬舎「がんで死ぬのはもったいない」
そのお隣には↓も置いてありました。
別冊宝島2000「がん治療」のウソ
いや~、がんに関する本や雑誌だけで、3冊も並ぶとは!
チョッとビックリです。

「『余命3ヶ月』のウソ」という本を書いているのは、近藤誠先生。
「がんで死ぬのはもったいない」を書いていらっしゃるのは、中川恵一先生。
どちらも、実はがん治療の中でも放射線治療を担当されていらっしゃる、ある意味「がん専門医」です。
同じ分野の医師なのに、随分と両極端な意見だな~と言うのが、素直な感想。

近藤誠先生は、随分前から「がんは治療すべきではない。手術や抗がん剤治療は拒否すべし」という持論を、展開されていらっしゃいます。
一方中川恵一先生は、東京電力福島第一原子力発電所事故当初、テレビなどで「内部被曝」について、随分お話をされていた先生。
「放射能」と言う言葉に、過敏な方からは「御用科学者」などと言われている先生。

個人的な意見ですが、近藤先生の言う「余命3ヶ月」というのは、患者さんそれぞれの状況が違うので、スッパリと言い切ってしまうことに、疑問。
常々、近藤先生のおっしゃっている「がんは治療せず、放置しておけば良い」という考えには、「死ぬ覚悟」が出来ている人であれば問題ないのでしょうけど、「がんによる死は安楽死のような死では無い」と言う理解をどれだけの読者がしているのだろう?と言う疑問がある。
「苦しまない死の病」があるとすれば、おそらく母の死因となった「くも膜下出血」による脳動脈瘤破裂くらいだと思う。
母の場合、倒れた時には既に意識は無く、息を引き取るまで痛いとか苦しいと言うコトを言わなかったから。
倒れた時には、脳死状態ではないけどそれに近い状態だったと、理解している。

がんと言う病気は緩和ケアなど医療スタッフと一緒になって、上手に付き合うことで痛みは軽減され、その人らしさを失うコト無く最期を迎えることができると言う意味なだけで、決して安楽死的な訳ではない。
でも、一連の著書のタイトルを見ると、「がんは苦しまずに死ぬ病気」という印象を持ってしまう。
出版社サイドとしては、1冊でも多く売りたい!と言う気持ちのタイトルかもしれないが、誤解を生みやすいのでは?

もう一方の中川先生の方が、実際的な気がする。
がんの治療法は、手術だけでは無く放射線や薬物療法などいくつも選択肢がある。
何より、早期発見であれば完治に近い状態で過ごすコトができる。
予防などに付いても、判りやすく書いてある。
近藤先生が唱えるように、がんを放置して末期状態となり、がん細胞による骨破壊などの痛みを知った時、「放置した自分」を受け入れられる人がどれだけいるのだろう?

どちらも「がんと言いう病気を受け入れ、上手く付き合いながら生きて行く」というコトを、提案しているのだと思うのだけど、その表現法で随分違う。
「がんという病気を知る」と言うのであれば、中川先生の方が良いかも知れない。
そして、とにかく「安心をしたい。がんと言う病気の怖さから逃れたい」というのであれば、近藤先生の方が良いのかも知れない。
それぞれの置かれた状況で、選ぶべき本なんだな~と言う気がする。

もう一つオマケ扱いの、宝島社の「がん治療のウソ」ですが・・・。
日本のがん治療は、決して後進国では無いと思います。
実際「がん研究のレベルは、米国と遅れてはいない」と、米国一=世界一のがん研究・治療施設病院・アンダーソン病院の上野先生は、おっしゃっている。
遅れているとすれば、それは患者に対してのフォロー策や「病気を学ぶ」という教育的部分なのだと思う。
「がんだったらどうしよう」と不安になっている時から、精神的ケアがスタートできるのであれば、がんと言う病気に立ち向かう気持ちが全く違うと思うから。
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

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以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
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リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

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