さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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ピンクリボンフェスティバル・シンポジウムin名古屋-1-

今日は、午後から名古屋大学・豊田講堂へお出かけ
「ピンクリボンフェスティバル シンポジウムin名古屋」への出席です。

第一部は、「乳がんのコトを知ろう!」という内容。
お話をされたのは、愛知県がんセンター副院長で乳腺外科部長の岩田広治先生と浜松オンコロジーセンター院長の渡辺亨先生。
第二部はタレントで乳がん経験者の泉アキさんのトーク。
その後、岩田先生・渡辺先生・泉アキさんと乳がん看護認定看護師・酒井裕美さんの4人を交えての参加者からのQ&A。
と言う構成。

第一部の岩田先生のお話は、過去何度か拙ブログでUpしていますが改めて、今日の内容をUp!
と言うのも、昨年の夏伺ったお話と今年の夏に伺ったお話+αがあったため。
では・・・。
・現在日本では年間約6万人の人が乳がんに罹患をし、1万2千人強の患者さんが亡くなっている。
 そして、どちらも右肩上がり、と言う状況。
 乳がんの検診率は、25%にも満たない。
 一方、乳がん検診率が70~80%の米国の場合、罹患する人の割合は8人に1人だが、右肩下がりで死亡者は減っている。

・乳がんのリスク
 乳がんの要因としてあげられるリスクは、一般的に言われている通りだが、「初産の年齢」の考えが、一般的な「高齢出産」では無く、30歳以上をリスクファクターとして考えられている(コトには、チョッと驚きでした)
 また、閉経以後の肥満が大きなリスクであるコトには変わりないのだが・・・
①閉経前でもBMI値が25より大きい場合が一番高い
②また、20歳時よりも体重が大幅に増えた人もリスクが高くなる。
 特に+8㎏以上と+8㎏未満と比べると、+8㎏の場合、4倍となる。
 私の場合、この数字が問題だったんですね。
 20歳の頃の体重は、43㎏チョット。
 乳がんが見つかった時の体重は、56㎏前後。
 +13㎏という激太り状態。
 BMI値そのものには問題は無かったのですが、元々「痩体型」だったために、標準近い体重でも罹患リスクを上げてしまった、と言うコトです。
 と言うコトは、お年頃のお嬢さんがいらっしゃる方は、「ダイエットによる、成人時の病気リスクが大きい」というコトを十分説明して下さいね。

・「遺伝性乳がん」
 乳がん・卵巣がんなどには「遺伝性がん(「家族性がん」とも言われる)」の傾向が判りつつある。
 血液検査などで今は判る様にはなってきているが、「遺伝性の傾向が有る=がんになる」わけでは無い。
 ただ、近親者に両側乳がん、若年性乳がん、男性乳がんの患者さんがいれば「遺伝性がん」の遺伝子を持っている可能性は大。
 米国では、この様な遺伝子を持った女性に対して予防的乳房摘出や予防的卵巣摘出手術が行われるコトも、珍しくは無い。
 もちろん、日本では実施されてはいない。

・非浸潤癌であれば、10年生存率はほぼ100%
 言い換えれば、検診率100%で非浸潤癌の患者さんを100%見つけるコトができれば、限りなく乳がんで亡くなる人はいなくなる、と言うコトになるのだが・・・現実には無理
 また、血液検査での早期発見は無理。PETーCTでも、5㎜以上でないと見つけるコトはできない
 ただし、乳がん検診受診者10,000人に対して500~800人の要精密検査となる人がいるが、そのうち乳がんが見つかる人は20~40人
 発見率は乳がん検査受診者の0.2~0.4%
 「要精密検査=乳がん」ではない。
 また、マンモグラフィーでも「見つけにくい乳がん」のタイプがあり、愛知県がんセンターの統計では、マンモグラフィーでは乳がんと判断されなかったが、超音波やMRIなどの検査によって、乳がんが見つかった患者さんは6.4%いる

・乳がんの転移
 乳がんの場合、一番転移しやすい場所が「骨髄」
 その「骨髄」から様々な部位(脳・骨・肺・肝・その他)へと転移をして行く
 それだけでは無く、最初、がん細胞が転移しやすい環境をそれぞれの部位で作らせておいてから、転移をするというコトも判ってきている
 転移した乳がんにも2タイプがいる
①Cancer Stem Cell・・・・女王蜂のような存在
②No Stem Cell・・・・・・・・・働き蜂のような存在
Stem Cellとは「幹細胞」のこと
 「蜂」という表現を岩田先生はされていましたが、私のイメージでは「女王蟻と働き蟻」かな?
 「蟻」だと「働かない蟻」もいるコトになりますが…(爆)
 そのため、治療の考えとして「働き蜂」を一掃、「女王蜂」を眠らせておく様にする、と言うのが一般的な考え方

次に登場したのは、浜松オンコロジーセンターの渡辺先生。
ご専門は「腫瘍内科」で、「乳がんにおける腫瘍内科の第一人者」とも言われている先生です。
お話の内容は、「薬物療法について」

・術前化学療法と術後化学療法について 
乳がんの治療の柱となるのは・・・
①手術
②放射線
③化学療法(ホルモン療法や抗がん剤治療)
「非浸潤がん」の場合、手術のみで放射線もホルモン療法も実施しない、と言う患者さんもいるが、この3 本柱が、標準治療となる。
 その中でも手術の前にホルモン療法や抗がん剤・分子標的薬などによって、がんを小さくしてから、手術 を行うコトが、主流となりつつある
 また、手術前に化学療法を実施した患者さんと術後の化学療法のみの患者さんとを比較すると、「治療に 対する意欲」が大きく違う。
 もちろん、意欲が高いのは「術前療法」の患者さん。
 患者さんだけでは無く、その傾向は医療者側にも言える。

・重要なのは「腫瘍の大きさ」では無く「乳がんのタイプ」
 腫瘍が小さい=早期とは限らない。
 乳がんのタイプによっては、数ヶ月で数センチの成長するタイプの乳がんもある。
 一般的には、「ホルモン受容タイプ(ホルモン高感度タイプ)」は進行が遅いが、「HER2タイプ」や 「トリプルネガティブ」は進行が早い。
 がん細胞の増殖活動を示す「Ki-67」の数値が高いタイプも注意が必要。

・初期治療をしっかりする 最初に行う治療をしっかりするコトが、転移・再発のリスクを下げるコトになる。
 再発後の「早期発見」は、意味が余りない。
 再発時に抗がん剤などの治療を行う場合「中央静脈ポート」を入れておくと、治療の度に、注射を打つ必要がなくなる(「中央静脈ポート」については、株式会社メディコンのHPより)

来年・2013年6月27日~29日まで浜松の「アクトシティ」を中心に「第21回日本乳癌学会学術総会」が開催されます。
最終日29日17時~患者を対象としたセミナー、30日は特別講演の予定がされています。
それだけでは無く、「全国P-1グランプリあなたの街のピンクリボン達」と題して「全国各地のピンクリボンデザイン・グッズコンテスト」なども予定されているようです。
開催が近くなりましたら、拙ブログでも応募等についてお知らせします。

第二部の泉アキさんのお話は、次回へ・・・。
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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
Pink&Paechさんのリンク内のブログから、お問い合わせ下さい。

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