生理とからだ
40代も後半になると、閉経前の生理不順という状態が現れるようになる。
20~30代の頃のような「生理=面倒くさい、煩わしい」という感覚から、「生む性としての確認」のようになっていく。
問題なのはここ1年くらい続く、生理になると便秘になるという症状だ。
わずか2、3日の事で、慢性便秘に悩む女性からすれば「たいしたことではない」と言われそうだが、普段便秘に無縁だったために、この2、3日が辛かったりする。
もちろん、「お通じに良い」と言われる食品を積極的に食べるようにしているのだが、なかなか効果が感じられない。
数年前から話題になっている「布ナプキン」に切り替えると良いのか?と、思ったりもするのだが「布ナプキン」そのものが、近所のドラッグストアーなどで気軽に買えないこともあり、なかなか切り替えるチャンスが無いまま、現在に至っている。
私が貧血の治療を受けている時、血液内科の先生から「女性は、生理をたいしたことではない、と思っているけれど、本当は『大出血』をしているんですよ。生理で失われる血液というのは、貧血になるのに十分なほどです。その意識を持ってください」と、言われた。
最初に行った婦人科でも、「女性は生理や出産があるので、多少の貧血では倒れるようなことはありません(キッパリ!!)」と、言われた。
「貧血=倒れる」というのは、確かに思春期の貧血(=からだの成長に造血機能が追いつけない状態)ではよく見られたが、20代以降殆ど貧血で倒れるという事はなくなった。
それだけ、からだに無理を強いているのが生理期間なのかも知れない。
かつて「生理休暇」というモノがあった(今でもあるのだろうか?)。
実質、殆ど使う女性は殆どいなかったと思うのだが、からだのことを考えれば、ゆっくりからだを休んで労わる期間なのかも知れない。
ただ血液内科の先生からは、鉄剤などを利用するのは生理が終わった3日後頃から、1週間程度摂取するのが効果というアドバイスを頂いたので、これは実践している。
問題なのは、鉄剤でも便秘(人によってはお腹がゆるくなる)になってしまう事だ。
女性のからだは、繊細なのだ。
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