さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

がん患者は、おしゃれを楽しんではダメなの?

昨日のエントリで、改めて考えたコトがあった。
それは、日本の研究者たちが「副作用の少ない抗がん剤治療」などに取り組む理由。
この発想そのものは「がん治療における、パラダイムシフト」と呼べそうなほどの、発想の転換となるコトだと思うのだけど、もう一つ理由が有るのかな?と言う気がしてきた。
それは「小児がんの治療」という点。

「小児がん」は、大人のがんと違って長期生存の可能性がとても高い。
その理由は、大人の場合「副作用と効果のバランスを考えながら投与」するのに対して、子どもの場合は「副作用よりも効果を重視して投与」する、と言う点が有る。
そのため長期生存が可能性が高くなり、元気に思春期や成人をするお子さんも少なくない。
ただ、最近他の問題が分かってきた。
それが「晩期合併症」と呼ばれる、ある種の後遺症。
具体的には低身長、不妊症、二次がん、骨粗しょう症など。
いくら元気になっても、この様な障害が治療後数年~10年近く経過してから判る、と言うのは患者であるお子さんにとっても親御さんにとっても、悲しい治療となってしまう。
そんな視点から考えると、副作用が少ない抗がん剤という発想は、もしかしたらこの様な「晩期合併症」などへの対応も有るのかも知れない?と、思ったのだ。
どうしても、自分の病気主体で考えがちになってしまうのは、仕方ないコトかも知れないけど、それは本業的視点(=マーケティングプランナーとしての視点)としては、とても拙い。
そんな反省をしたのだった

で、本日のエントリの内容はチョット違うコト。
それは、今日ネットで「帽子」を探していた時のこと。
実は、帽子が子どもの頃から大好き!
社会人になってからは、帽子をかぶると言うコトはほとんどしなくなったけど、今でも普段のお出かけにはオールシーズン帽子が活躍している。
それで、今被っている夏用の帽子が随分お疲れ+退色してしまっているので、そろそろ新しいモノを・・・と、思って買い物に行く先々で探している。
ただ残念なコトに、気に入ったデザインと素材のものは、お財布と相談するとなかなかOKが出ない。
ならばネットで検索!と思って、検索をすると・・・良いな~と思うデザインを見つけた。
お財布と相談すると、まぁ、OKとは言わないけど節約すれば大丈夫かな?と言う感じ。
そのサイトを見ていたら、「がん患者さん向け帽子」というモノがあった。

海外の映画などでは時々見かける、頭をすっぽりと覆う感じのスカーフタイプの帽子。
なかなかおしゃれな感じで、とても素敵。
これなら、抗がん剤の治療で脱毛をしても、病院に行ったりするのには良いかもしれない・・・と、思ったのだった。
私は、抗がん剤治療以前の治療も受けていないので、実際、抗がん剤治療で脱毛してしまった患者さんの気持ちは判らないけど、何かおしゃれなアイティムがあれば、治療に対しても積極的になれるのでは?と言う気がしたのだ。

確かに医療用ウィッグは有るけど、その価格は高い。
医療費控除対象と言っても、簡単に出せる金額では無い。
となると、現在多くの患者さんたちが利用しているのが「医療用ニット帽」と呼ばれるモノ。
他には手作りで「タオル帽子」が有る(紹介サイトは、「タオル帽子」発祥の岩手ホスピスの会HP)。
この「タオル帽子」は、とても患者さんたちの間では評判が良いモノだが、この「タオル帽子」で外に出かけると言うわけにはいかない。
なぜなら、そこには「おしゃれ感」がないから。

病気治療中というのは、おそらく癌に限らず気持ちが落ち込み易いと思う。
だからこそ、逆におしゃれなアイティムがあれば、チョットは気持ちが明るくなるのでは?と思ったのだ。
最近では患者さん向けの「肌の色を良く見せるメイク術講座」などを開く患者会などがある様だけど・・・・。
一応ネットで判るサイトを紹介しておきますね。
がん治療によるお顔の悩みをメイクで解消(日経BP・がんナビ)

がん治療では無いけど、阪神淡路大震災の時被災され、長期に渡る避難所生活をしていた女性たちが年齢を問わず、お化粧や髪の毛をカットしたりするコトで、随分心が癒やされた・・・と言うコトがあったと聞く。
昨年の東日本大震災で、化粧品会社がいち早く美容部員さんたちを派遣し、顔のマッサージなどをするコトで、心のケアに役立った、と言う話もある。
やはり、病気治療中であっても、おしゃれをするコトで気持ちが変わり、前向きになるコトができるのだと思う。
それを考えると、日本はまだまだその点が見過ごされている様な気がする。 
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*Comment

No title 

抗がん剤の副作用はみていてつらいものがありますね!

抗がん剤で治るがんならいいですが、治らないがんの場合は何もしない方が却って生活の質が落ちずに長生きできるケースもあるという、連載を読んでてそうなのかと思ってしまいます。(ケースバイケースなんでしょうが)

毎朝、ラジオ体操やってますよ!以前(かなり前)記事にもしたことありますが、最近意識して体操やってます!
  • posted by 大田市観光協会 
  • URL 
  • 2012.06/15 00:59分 
  • [Edit]

がんそのものが、個性的なんです 

こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

> 抗がん剤の副作用はみていてつらいものがありますね!

抗がん剤の副作用は、本当につらそうに思います。
治療の中で、容姿が一時的とはいえ大きく変わってしまうのが、癌という病気。
それも同じ治療を受けていても人によって副作用が全く違う、という「とても個性的な病気」でもあります。
だからこそ、患者さんの中には「何故、私が・・・」と、深く思い悩む方が多いのだと思います。

> 抗がん剤で治るがんならいいですが、治らないがんの場合は何もしない方が却って生活の質が落ちずに長生きできるケースもあるという、連載を読んでてそうなのかと思ってしまいます。(ケースバイケースなんでしょうが)
転移・進行という状態では、完治が期待できない、と言うのが現在の癌治療なんです。
だからこそ、生活の質を落とさずに治療をする、痛みなどを取る緩和ケアが重要、と言うのが現在の考え方のようです。
決して治療をしない訳では無く、治療と緩和ケアの重点の置き方が違う、と言うコトだと理解してます。
そのところが、どうしても断片的で都合の良い書かれ方をされるケースが多い様に感じています。

> 毎朝、ラジオ体操やってますよ!以前(かなり前)記事にもしたことありますが、最近意識して体操やってます!
最近、チョットしたブームのようですからね!ラジオ体操。
私も書店で「大人のラジオ体操」を言う本を見ては、買おうか迷っています(笑)
  • posted by のんチャン 
  • URL 
  • 2012.06/15 20:45分 
  • [Edit]

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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
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乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
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