2年前、そして昨年・・・
進学のために、名古屋に来たのは3月下旬。
親元を離れる・・・と言う、チョッと大人へのステップを踏んだ月。
丁度2年まえの今日、乳がんの手術日。
当日は快晴。
午前9時開始の手術。
手術と言うと、ストレッチャーやベッドで手術室に移動と、思われる方もいらっしゃると思いますが、私の場合は、手術台にあがるのも自力。
まぁ、乳がんと言っても早期というコトは分かっていましたし、何より元気な患者でしたから

ただ手術をした夜、なかなか寝付けず不安な一夜を過ごしたことを、覚えてる。
「乳がんの再発」とではなく、「手術をした自分の胸がどうなってしまったのか」と言う不安。
2時間おきに看護師さんが、血圧や体温を測りに来て下さったり、点滴交換に来てくださることで、少し安心できたよな記憶があります。
特に深夜点滴交換に来てくださった看護師さんが「手術をした夜は、長いですから」と言う言葉に、「自分だけじゃないんだ・・・」と、気持ちが落ち着いたような気がした。
私の場合、翌日の朝食をほぼ完食したので、点滴など体中についていたチューブが全てはずされ、お昼頃様子を見に来てくださったスパルタな主治医から「病人じゃないんだから、ベッドで寝てちゃダメ

でも、やはり手術直後というのは、イロイロな不安があった。
そして昨年、東北を中心に起きた未曾有の大震災。
被災された方々は、その夜とても不安な一夜を過ごされたのだろうな~と、想像している。
何よりも未だ行方不明になっていらっしゃる方が、3,000人を超している。
ご遺族の方々にとっては、とても辛く悲しい長い1年だったのでは?
時間が解決するモノがあれば、時間では解決できないコトもある。
被災された方々を今励ますとすれば、「いつまでも被災地の人たちコトを忘れない。いつまでも、見守っている」と言うメッセージと行動なのかも知れない。
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