さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

本日のお出かけ・・・医療者と患者が一緒に考えるブレストケアの会

先日の、経過検診で見つけた「講習会」情報。
即申し込みをし、今日行ってきた。

これまで私が出かけていた「乳腺外科や腫瘍内科の専門医による、公開講座」ではなく、医療者と患者、患者家族が一緒になって乳がん治療や生活の質を考える、という内容。
他のがんでもあるのかどうかは知らないけれど、「医療従事者と患者や患者家族が一緒になって考える」というのは、これまでには無かった視点。
とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

この「With Youあなたとブレストケアを考える会」は、2002年に乳腺外科の先生たちが集まって始めた会。
当初、東京のみだったのが現在では札幌、東京、関西、福岡、沖縄と5ヶ所で活動中。
そして6ヶ所目として名古屋に誕生し、今日がその初活動の日だった。
前半は、会の趣旨や乳がん治療の最前線、情報収集のポイントや補完代替医療についてのお話。
「情報収集」が話題になるのは、がんという病気が日進月歩で研究が進んでいるため。
乳腺外科の先生ですら、臨床の現場から半年程度離れているだけで、「すっかり事情が変わっている」と感じられるほどだそうだ。
乳がんが、「がん治療のフロントランナー」だということも、影響しているのかも知れない。

前半のお話で興味深かったのは、「補完代替医療」と「家族の心理的負担」という点。
そもそも「補完代替医療って何?」という感じなのだが、いわゆる西洋医学(=手術や抗がん剤などによる治療)以外の民間療法や漢方などを使った治療。
全体のお話を聞く限りでは、「補完」という言葉が前に付くとおり、現在の「標準治療」のサブ的なモノのようだ。
治療というよりも、治療効果を高めるためとか痛みを取るというのが目的という印象。
いわゆる「○○で、がんが治った」的なコトではない。
ただ、日本の場合「がんになった」というと、家族や友人が「○○で、がんが治った」という宣伝文句につられ、いろいろなモノを勧めたりする傾向がある。
人の親切心に漬け込んだ商売、と言ってしまえばそれまでなのだが、そこには日本人の持っている「がん」という病気のイメージが反映されているようにも感じた。

もう一つの「家族の心理的負担」というのは、いわゆる「がん欝」という状態に陥りやすいのは、患者だけではなく、患者家族にもある、というお話。
事実、奥様が乳がんになった場合ご主人が欝になる場合が多いという。
それよりも多いのが、実はお子さんに対する影響。
病気のコトを子どもに話せずに、夫婦間だけで話をしていると、子どもは心配しているのに疎外感を感じ、不安な気持ちになるという。
どの時点で子どもに話をするのか?というのは、お子さんの年齢や性別などによっても違う接し方が必要、というお話があった。
私は、出産・子育ての経験が無いのでその難しさはわからないが、家族として親を心配する子どもの気持ち、というコトはとても大切なポイントだと感じた。

そして後半は、参加患者さんたちで「グループワーク」
私が参加したのは「術後のライフスタイル」
ご一緒させていただいた患者さんたち一人ひとり、状況が違いとても勉強になった。
乳がん歴25年というベテラン(?)サバイバーさんは、29歳という年齢で罹患。
当時4歳と1歳のお子さんを残して死にたくない!という強い思いと、結婚当初から変わらず愛し続けていらっしゃるご主人を(自分が乳がんで死んだ後)再婚させたくない!という熱いご主人への思いで、過ごされてきた、というお話。
25年前といえば、今よりも「がん=死の病」というイメージが強かったはず。
まして29歳という若年期の乳がんは、今でも完治が難しいといわれている。
ご主人とお子さんへの愛情が、がんという病気を追い出したのだな~と。

私のような「0期、非浸潤がん」という患者さんもいれば、全摘だけではなく大胸筋の一部切除という患者さんは、手術後辛いコトを乗り越え人生のパートナーとなる方と出会えた、というお話もあり。
その中で共通していたことは「自分が乳がんになるとは思っていなかった」というコトと、「検診の重要性」でした。
そして、何よりも「今の自分を一生懸命に生きる」という、強い気持ちを持っていらっしゃる方ばかりで、私も元気をいただいたような気がした1日でした。

帰り近所にはない大型ショッピングセンターに寄るために下車した地下鉄の駅で見つけたポスターが、今日の1枚。駅のポスター
「飛べなくたって
 いいじゃない
 お父ちゃんと
 お母ちゃんのおかげで
 生まれてくることが
 できたんだから」
ペンギンの泳ぐ写真と言葉が、今日の会とマッチしている気がして、思わずパチリ!




スポンサーサイト

*Comment

No title 

こんにちはm(_ _)m
補完代替医療って民間療法や漢方などを使った治療の事なんですね(・。・)ホウホウ
現在の「標準治療」のサブ的なモノで治療効果を高めたり、痛みの軽減などに使用(゜_゜)
心理的効果や経験などを取り入れる事により、医療費の軽減や、癌に効く新しい成分の発見
などに繋がるといいですね(・∀・)ノ 勉強になりました(・ω・)bク
  • posted by 夢勇(ユメイサミ) 
  • URL 
  • 2011.11/28 20:57分 
  • [Edit]

モノは使いよう・・・というコトらしい 

いつもコメントいただきありがとうございます、夢勇さん。

代替医療と言っても、様々なイメージがあるようで・・・。
一番多いのが、「○○でがんが治った」的な、眉唾モノを含む民間療法。
これは、医学的には効果がまったく認められていない、というコトのようです。
逆に「補完代替医療」というのは、今研究が進められている分野だそうで・・・。
その中には、漢方や鍼灸、アーユルヴェーダ、マッサージなどがあるようです。
確かに、マッサージなどは気持ち良いですからね~。
あと、ハーブなども「治す」のではなく、リラックス効果が期待されているとか。
がん治療は、長期に渡ることが多いので気持ちのケアという部分で、注目されているようです。

私のような早期患者にとって、がんという病気は「学びの病気」だな~と思うこの頃。
  • posted by のんチャン 
  • URL 
  • 2011.11/28 21:11分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
Pink&Paechさんのリンク内のブログから、お問い合わせ下さい。

ブログ内検索

最近の記事

FC2カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブロとも申請フォーム