さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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臨床試験と治験-市民公開講座3-

昨日の岩田先生の後は、同じく愛知県がんセンターの呼吸器外科部長の光冨徹哉先生の講演。
お話の中心は、「肺がん」について。

日本における肺がんの状況
年間死亡者数第1位、となっているのが肺がん(私は、大腸がんだと思っていました。過去のエントリを訂正させていただきます)。
それも男女とも第1位。
そして最近の傾向は
・非喫煙者
・女性
・肺腺がん
が増えてきている。

「肺がん=喫煙者」というわけではなく、特にアジアではこの傾向が強いというお話でした。
だからといって、喫煙をしても肺がんにならないわけではありません。
喫煙そのものが、さまざまな部位のがんリスクなのです。
全ステージ(ステージ:がんの進行状況。ステージの数字が低いほうが早期の状態を表す)の5年生存率は、15%。
乳がんの場合、私のような「0期・非浸潤がん」であれば、95%以上の生存率があります。
現在の標準治療に限界がきているのでは?とも言われており、早急な分子標的薬の開発が望まれている。

がんと抗がん剤と分子標的薬
がん治療で使われる、抗がん剤は「ある意味毒薬」。
それは、「がん」という病気が細胞や遺伝子によるものだから。
自分の細胞や遺伝子の暴走を止めるためには、毒が必要だがそれは他の正常な細胞にも影響を及ぼしてしまう。
もちろん「毒薬」といっても、安全なレベルの量の薬を投与するのだが、その安全圏がとても狭いため、その影響として、「脱毛や倦怠感、食欲不振、嘔吐」といった副作用症状が現れる。
そのような副作用が少ないのが「分子標的薬」。
ある特徴を持った遺伝子やたんぱく質だけを、ターゲットとして作用するため。
その代表格が、肺がんの場合「イレッサ」。
「イレッサ」そのものは、とてもすばらしい分子標的薬なのだが、その後副作用により亡くなる患者さんが出てしまったため、一時期使用中止となったコトもあった。

「イレッサ」
肺がんの分子標的薬の代表格の「イレッサ」だが、副作用によって亡くなる患者さんが出たことで、改めて、その効果の検証がされた。
結果、「アジア人、女性、非喫煙者、肺腺がん」の患者さんにとても有効性が高く、副作用も無いことがわかった。
実はこの「アジア人、女性、非喫煙者・肺腺がん」という患者グループを見つけることも、大切な臨床試験の一つであり、今ではこのような具体的な要素を持つ罹患者のみを対象に、臨床試験や治験を行うことが一般的になってきた。

現在は、遺伝子レベルでの分析をし治験対象者を募るのが、一般的になりつつある。
そのようなカタチで実施されたのが「ALK遺伝子」に対する分子標的薬。
と同時に、この「ALK遺伝子」を持つ患者さんのグループもわかるようになってきた。
・50歳以下
・女性
・非喫煙者
この分子標的薬については今年7月米国で承認・認可され、来年早々には日本でも使えるようになるのでは?
というお話でした。

ドラッグ・ラグ
新しい分子標的薬が、米国で承認・認可されてから約半年ほどで、日本でも使えるようになった背景として、「国際共同治験」の参加が増えたことによるもの。
日本での治験がスムーズに行うことができれば、ドラッグ・ラグそのものは徐々に解消できるのでは?
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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
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2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
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4.自分の希望や考えを伝える
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  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
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乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
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