再発で変わる乳がん?
この記事を読んで、「乳がんって、タイプが変わる場合があるんだ・・・」と、知った。
以前、抗がん剤やホルモン剤を長期に渡り投与されていると、薬が効かなくなると言う話は聞いたことがあった。
そのため、薬を変えると言う場合があると・・・。
そのときは「そんなこともあるんだ・・・」程度だった。
「程度」と言っては、今治療に励んでいらっしゃる患者さんたちには大変失礼だと思うのだが、私の中では余り実感としてなかったのだ。
これが「再発」となると、意味が変わってくる。
私の場合、主治医が「注意すべきは、新しい乳がんができないコト」と言っているので、「再発」の可能性は少ないのかな?と思いつつ、一般的には手術をした側に新たに見つかる乳がんを「局部再発」と呼んでいる。
その点では、局部再発の可能性はあると思っている。
主治医の言う「新しいがん=今回の手術で取り切ってしまったので、再発の可能性は低い」というコトであって、やはり「がんができるのでは?」という、不安は常に持っている。
と言うよりも「一生付き合うべき病気」という意識。
そこで疑問に思っていたコトが、「タイプの変化があるのか?」というコトだった。
「タイプ」というのは、「乳がんの性質」のコトを指している。
一番多いタイプと言われるのが、私のタイプである「ホルモン高感度タイプ」と呼ばれるモノ。
現在の日本における乳がん患者の半数以上は、このタイプ。
そのため、ホルモン剤の投与が効果的とされている。
そのほかにあるのは「HER2タンパクに反応するタイプ」と「それらのいずれにも反応しないタイプ」に分かれる。
「HER2タンパク」というのは、乳がんが活動している周囲にはHER2と呼ばれる、特殊なタンパク質が認められるため。
そのタンパク質を取り除くコトで、乳がんの活動を抑え、場合によってはがんそのものの活動を失わせるコトができる。
そのお薬が「ハーセプチン」と呼ばれる分子標的薬。
そして今現在、難治タイプと呼ばれるのが、ホルモンやHER2タンパクに反応しない「トリプルネガティブ」と呼ばれるタイプ。
現在の治療は、抗がん剤での治療しかない状態にある。
で、その様なタイプがあると言うコトは知っていても、再発したとき以前と違うタイプに変化している場合が1/3あった、と言うのがこの記事の内容。
余り良い表現ではないが、「進行した状態で再発」する方が1/3いらっしゃる、と言うコトになる。
とすれば、再発は仕方ないかもしれないが、なるべくなら「進行していない状態で再発する」という努力も必要になってくる。
もちろん一番良いのは「再発させないコト」なのだが、最悪でも「同じタイプで再発」というコトも考えなくてはならない。
このような研究と同時に、「再発させない」「同じタイプで再発」と言う研究も進んでいてほしい・・・。
そう願わずにはいられない。
まぁ、私の場合とりあえず「閉経期以降の肥満をしないコト」と、自分の微妙な体の変化をキャッチできる感覚だけは常に磨いておこうと思っている。
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