さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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愛知県がんセンター公開講座・乳がん講座

行ってきました、先日告知のエントリをした「愛知県がんセンター公開講座・乳がんの予防から治療まで」。
今回も私の拙いレポートで、どれだけ伝わるのか不安ですが、とりあえず・・・岩田先生に失礼のないよう、注意しながらUpさせていただきます(長文ですが、お付き合いください)。

講演内容は5のパートに分かれていて、それぞれ担当の免疫・予防、乳腺外科、乳がん看護認定看護師さんがお話しをされました。
1.乳がんを予防する
2.乳がんから、自分の命を守る
3.乳がんの最新治療2011
4.病気とうまくつきあうために

1.乳がんを予防する
  お話しは、免疫・予防部の女性の先生のお話し
  乳がんの要因というのは、既に色々言われている。
  家族歴(親や叔母などが若くして乳がんになった)などは、予防できるものでは無い
  しかし、生活や食事の見直しで、リスクを減らすことは出来る
  それが以下のとおり
  ・禁煙(これは当然でしょう!)
  ・お酒はたしなむ程度 1日1合以上の飲酒はリスクを高める
  ・果物や野菜、豆類、お魚などバランスの良い食生活
  ・毎日適度な運動(1日30分、うっすら汗をかく程度)
  特に、閉経後の肥満は乳がんリスクを高めるので、積極的な運動と体重(BMI値が20%前後がベスト)を心がける
  過剰なストレスや気持ちの落ち込み、不摂生な生活なども含まれると思いますが、お話しを聞くと、ごく当たり前の「健康法」なんですよね。
  
2.乳がんから自分の命を守る
  お話しをして下さったのは、尾張診療所所長でもある女性の乳腺外科医長さん。
  本当に、女性の乳腺外科医が増えてきましたね。
  今回の講演では、岩田先生以外は総て女性でした
  ここでは、「乳がんとは」という基本的なお話しからスタート
  「アピタル乳がん夜間学校」でもありましたが、
  ・月1回の自己検診
  ・40歳からの「定期的な検診」←「定期的」というのがポイント。
  そして全世界の女性の癌の死因1位が「乳がん」だというコト。
  ただし、欧米では乳がん検診の受診率が上がることで、「乳がん患者数」は増加傾向にあるものの、死亡者数は減る傾向にある。
  早期発見・早期治療をすれば、乳がんは治るというのが「世界的な認識」だというコト。
「乳がん」だけではなく、「癌」そのものが傷ついた遺伝子をもった細胞が際限なく増殖(2×2=4、4×4=16、16×16・・・・100×100=10,000という増殖を繰り返すことで、爆発的ながん細胞の数となり、そのがん細胞が増殖しつづけるために必要なエネルギー(=栄養)を周囲の健全な細胞から奪い取る)現象だということを考えると、「爆発的ながん細胞数」となる前に対処するコトが重要なんですね。

そして、ここで「遠隔転移」についてのお話。
遠隔転移とは:乳房内には、母乳を作る小葉、母乳の通り道である乳管がある。他にも、リンパや血管がある。遠隔転移とは癌が乳管などを破ってリンパや血管を通って、他の内臓へと運ばれるモノ。
特に、リンパ節への転移は手術時に「センチネルリンパ節生検」を実施するコトで、転移の可能性を調べることができるが、血液で運ばれたがん細胞は確認するコトが現状では出来ない。
そのため、乳管内などに留まっている「非浸潤がん」では、遠隔転移が考えられない

という説明。
このお話しが聞けただけでも、私の疑問は一つ解決

3.乳がんの最新治療2011
ここで、いよいよ岩田先生の登場。
・乳がんのタイプを知ることで、その治療方法も変わる
 ホルモン+、HER2タンパク-
 ホルモン+、HER2タンパク+
 ホルモン-、HER2タンパク+
 ホルモン-、HER2タンパク-

大まかに4つのタイプに分かれるが、「癌細胞」そのものが「ダイバーシティー(多様性を持っている)」なので、患者さんのタイプにあわせた治療が必要というのが今の乳がん治療の考え方。

最近話題になっている治療法について
・ラジオ波熱、MRI集束超音波治療、民間療法などは「標準治療=現在一番ベストな治療方法では無い」。

遠隔転移した乳がんは一体どこで何をしているのか?
実は、乳房内というのは決してがん細胞にとって、居心地の良い場所では無い。
というのは、乳房そのものは「露出した臓器」だから。
「乳がん」にとって、転移した先の臓器の方が居心地が良い場所。
そして、血管を通して運ばれる乳がんが一番先にたどり着く先が「骨髄」
「骨髄」に最初にたどり着く「乳がん」が「女王蜂」のような役割をし、「女王蜂」について「働き蜂」が動いていくと考えられている。

最新治療と現状、臨床中の情報
・「血液中に浮遊している癌」、「骨髄の癌」についての細胞検査法が確立しつつある。
・「放射線治療」の回数の減数や手術時に放射線治療を同時に行う臨床中
・「全摘手術」の場合、リンパ節への転移数が少なくても、放射線照射をし遠隔転移のリスクを減らす
・「事前薬物療法」の対象を広げる
 「乳房温存」のために、大きくなってしまった腫瘍を小さくする、という目的以外の「事前薬物療法」検討
・承認予定の新薬が2、今年中に6程度承認される予定。
 他にも、臨床を申請中の新薬がいくつかある


4.病気とうまくつきあうために
  乳がん看護認定看護師さんからのお話し。
  実は「乳がん看護認定看護師」さんとう看護師さんがいることを初めて知りました。
  多分・・・私が入院した病院ではいなかったんじゃ・・・???
  ケースワーカーのようなコトや心配ごとなどの相談に積極的に応えてくれるとのこと。
  癌治療は、長丁場+抗がん剤が高価というコトを考えると、患者の不安を取り除くような人の存在は大きいですよね。
  お話しとしては「自分にあった治療を行うために、積極的に相談をし不安や疑問を取り除くことが大切」というコトでした。

本当に、私の拙いレポートでどれだけ伝わったのか・・・

後岩田先生から
(骨髄で留まっているがんを)起こさないように
・ストレスをかけない
・笑いが大切

というお言葉がありました。
確かに「笑い」は免疫力を高めるといいますからネ。

その後質疑応答があり、盛況の内に講演会は終了。

個人的には、岩田先生の口から「ダイバーシティー」という言葉が出るとは、思いも寄りませんでした。
私は仕事で度々使いますが、医学の分野でも「ダイバーシティー」という言葉を使うというのは、チョッとビックリ。
それと・・・岩田先生のお話しをされるスピードが速くって・・・手帳に書き留めるのも必死
書き洩れ、聞き逃しが随分あったような気が・・・。
本当にお優しく乳がん治療に対する熱意のある先生です。


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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
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乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
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