さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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がん治療講演会-2-

「がん治療講演会」の2です。
当分、このエントリが続きますがお付き合いください

さてさて、お話しは「日本の医療」へと移っていきました。

その中でいくつか興味深いお話しがあったのでピックアップ!
1.日本人の医師に対するイメージとそのギャップ
  日本人の「医師」に対するイメージが、「人間離れしすぎている」というお話し。
  多くの人が「赤ひげ先生(今なら「ドラマ・仁」か?)の精神で、ブラックジャックのような技術を持つスーパーマン」のような医師を要求しているような気がする。
  でも現実は、医師といえども普通の人間なので、いくら高い使命感を持っていても限界がある。
  それだけではなく、「治療そのものにも限界」というモノがありる。
  「神の手」と呼ばれる医師にも、「新人・研修医」という時代はあった。
  その事を忘れて、新人・研修医に、ベテラン医師と同じようなコトを要求されても、無理。
  同じように「名医」と呼ばれる医師が担当すれば、病気が治るというのは患者さんの勘違い。
  「世間の名医」が、「自分の名医」だとは限らない。
  結果、「医療満足度」という点ではOECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも、満足度15%という最低ランク。
  
2.日本の医療の現実
  しばらく前、「妊婦さんのたらい回し」という事が問題になったが、実は日本は世界でもトップクラスの「安全・安心な出産環境」にある。
  事実、出産時における妊婦さんの死亡率は、1/1万人以下。
  後発途上国(コトバが悪いのですが、「最貧国に近い国」)では、1/70人。
  問題にして欲しいのは、「妊婦健診」を殆ど受けない妊婦さんの存在。
  このことは、先日新聞でも取り上げられていました。
  「「妊婦健診の未受診は虐待リスクが高い」大阪産婦人科医会が報告書」
  もちろん、「妊婦健診」を受診するためにはそれなりの費用が掛る。
  そのための、補助金とか保険適用額を拡充するといった政策が必要だとは思います。
  最終的に「少子化対策」にも結びつくはずですからね!菅さん、連舫さん、シッカリしやってね
  そのような実体を忘れて、「医師叩き」のようなコトをメディアが言うことが問題。
  他にも「タクシー代わりに救急車を利用して、診療をする」ような、モラルの無い患者が増えてきている。

  「医師の数」についても、データと現実とでは相当の乖離状態にある。
  「データ上の医師の数=医師免許を持っている人」なだけで、「医師として働いている人」ではない。
  そのためデータ上では、物凄い数の医師がいることになっているが、現実は、医師の労働時間は週70時間を超えてる。
  一人の医師が年間に診ている患者数:OECD加盟国平均2,400人に対し、日本は8,000人
  それだけ、実労医師数は少なく、医療現場では疲弊している。
    
  それは実感としてありますね。
  スパルタな主治医ではありますが、経過健診に行くと「いつお昼ご飯を食べているんだろう?」といつも思いますから。
  「医者の不養生」とは言いますが、今の勤務医の労働環境は「医者が不養生にさせられている」というコトなのでしょうね。

3.高齢化社会と医療
  拙ブログで書くまでも無く、日本は急速に「高齢化社会へと突入」している。
  その結果、「社会保障」としての医療費負担が、大きくなりつつある。
  特に、「がん患者」の多くは高齢者が多い(注意:婦人科系のがんである「子宮頸がん」や「乳がん」は別)。
  そこで、高額な「抗がん剤治療」は本当に必要なのだろうか?不要な手術をしているのでは無いか?というコトも考えなくてはならない。
  例えば「胃ろう」
  「百獣の王・ライオン」をはじめ多くの動物は、歯が無くなると死を迎えるのに、人間だけは生きている(「入れ歯」は、別)。
  その事を考えると「胃ろう」という、延命措置的な治療は必要だろうか?
  
  日本の健康保険制度だけではなく、今の日本人の死生観がとわれる問題。

余談:「成人病」と「生活習慣病」の違いについて
私が30代前半の頃は「成人病」と呼ばれていた病気が、20年弱前から「生活習慣病」と呼ばれるようになった。
その理由が・・・。
「成人病」となると「成人が等しくなる病気」というイメージがあるが、現実は違う。
「年をとれば、皆がなる病気」という事になると、社会全体の問題になる。
ところが現実は若年層(20代、30代)で「成人病」になる人もいて、その傾向が強くなってきた。
一方、「生活習慣病」と名称が変わると、「個人の生活による病気」というコトになる。
そのイメージチェンジを計った、名称変更だった。

私がUpすると難い内容のように思えますが、西尾先生はユーモアたっぷりにお話しをしてくださいました。

個人的には「自分で意思決定ができない状態になったら、治療を一切拒否する」という考えなので、「胃ろう」などの延命措置は、真っ平ごめんな私です。
 
   

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のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

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是非、参考にしてください。
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リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
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そのための参考サイトです。

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「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
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