さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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「がん死=悲劇」ではない

今日、先日亡くなられた田中好子さんコト「キャンディーズ」のスーちゃんの告別式があった。
夕方のテレビのニュースでは、田中さんが生前用意していたという、「遺言」を録音したテープを放送していた。
テレビCMやドラマなどで聞く、田中さんのハツラツとしたお声ではなく、やはり病に伏せっているという人の声ではあったが、その内容はとても素晴らしいモノだった。

メディアとしては、「スーちゃんの残した遺言」みたいな、センチメンタルチックな報道の仕方をするのだろうけど、私はそんな気がしなかった。
人の感情というのは、千差万別なので「センチメンタル」だと感じても、当然だと思う。
でも、そう感じない人の気持ちも理解して欲しい。

私が何故、「センチメンタルでは無い」と感じたのか?といえば、それは田中さんが「乳がんという病気を受け入れ、その時間をとても有意義に過ごされた」と感じたから。
19年に及ぶ乳がんとの闘いは、想像を絶するほど大変なモノだっただろう。
女優という仕事をされているのだから、体に傷がつくようなことも極力避けたかっただろう。
局部再発を繰り返しながらも、乳房温存手術を選んでいたとすれば、その理由は「女優」という仕事を全うするためだったのでは?と、想像する。
もちろん、乳房温存のリスクも充分承知の上での選択だったのだと。
その過程で、乳がんという病気を受け入れ、治療に励み、最終的には死をも受け入れられていたのでは無いだろうか?
少なくとも、ニュースで流れた田中さんの「遺言」を、私はそう感じたのだった。

そして、田中さんの「遺言」を聞きながら、キューブラー・ロスの「死への5のステップ」を思い出したのだった。
「死への過程」と呼ばれる5つのステップは
・否認・・・・自分が何故?信じられないという感情
・怒り・・・・何故他の人では無いのか?この世に神様はいないのか?といった行き場の無い不満や怒り
       時には、場違いな八つ当たり的行動
・取引・・・・○○まで、元気でいさせて欲しい。といった「神様との取引」
・抑うつ・・・気分がひどく落ち込む「世をはかなむ」という状態
・受容・・・・それまでの4つのステップを経験することで到達できる感情。
       死を受け入れ、残された人たちへと自分の気持ちや考えを受け渡す穏やかな時間
といわれている。
実際、多くのがん患者さんは、「精密検査をしましょう」といわれ「告知」~「完治」と言われるまで、このような気持ちを行ったり来たりする。
超楽天的な私でも、4つのステップを行き来している。
5つ目の「受容」などは、頭で理解していても心の内となると、まだまだ程遠い状態にある。

そんな視点で見ると、田中さんは5の「受容」まで到達していたのでは?と、感じるのだ。
事実、「死」を受け入れた上で「復活」という言葉を、田中さんは使っている。

「復活」というのは肉体的なものではなく、自分の気持ちや考え、将来への思いをご主人や周囲の人へ託し、実現させるコトだと思う。
だからこそ、ご主人が「田中好子の人生の第2幕が始まる」と、言われたのでは無いだろうか?
とすれば、田中さんは「乳がん」という病気と闘いながらも、それを受け入れ前向きに過ごした19年だったのでは?
薄幸な人生でもなければ、悲しい闘病人生でもなかったと思う。
メディアが安直に伝えたがるような、センチメンタリズムなモノでは無いと思うのだ。



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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
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リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
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