さらな日記 

某水色サッカーチームを偏愛する、元気過ぎる乳がん患者。乳がんサバイバーを目指す、乳がん「備忘録」兼徒然日記 「さらな」とは、サンスクリット語の「安らぎ・癒し」と言う意味

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進化する乳がん治療と難しさ

しつこい程書いているが、私の場合「0期・非浸潤がんの乳がん」だった。
そして「乳房温存」を選び、手術。
放射線治療など、その後の治療はしていない。
いわゆる「経過観察」のみだ。

しかし、多くの本には「乳房温存手術+放射治療」と書かれている。
私自身、幾度となく心配になり主治医(=執刀医)に確認したのだが、「大丈夫だから」とか「関係ないから」と言うコトバで強制終了されていた。

そこで自分で調べてみることにした
結果、私の主治医が選択した「臨床検査方法」が、とても新しい手法のモノだというコト。
それだけではなく、その「臨床検査方法」私が入院した病院オリジナルで開発され、まだ普及に至っていない、と言うコトが分った。
その「臨床検査方法」と言うのが、「ポリゴン式(または「ポリゴン法」)」と言うモノらしい。
私自身「ポリゴン式」といわれても、何のことやらサッパリ分らない。
ただ、このやり方で断端陰性となった場合は、放射線治療をしなくても大丈夫と言うコトらしい。

一応、論文の一部をリンクしておきます。
温存手術断端陰性例に術後放射線照射は必要か?−高精度断端検索乳癌117例のCohort Study−

すなわち・・・
1.私の摘出断面を(「ポリゴン式」)臨床検査した結果、断端が陰性だった
2.病理検査の結果、転移も考えられない
と言う2点で、放射線治療を行わないと言う結論となったと言うことのようだ。

このような説明を一々患者一人ひとりにすると言うのは、物凄く大変でエネルギーの要ることだと思う。
それだけではなく、このような説明をしたところで、どれだけ患者が理解するのか?と言われれば、疑問だし、無理!だと考えるのが自然だろう。

手術直後、主治医の先生からは「がん化した石灰化部分と、チョッと心配な石灰化部分は全部取ったから」と言われた記憶はある。
できれば主治医の先生が一言
「手術でがん化した石灰化部分は全部取り除いたし、切除箇所を丁寧にイロイロ調べた結果、放射線治療に必要が無いほど、早期だったよ」
と言ってくだされば・・・と、思ってしまう部分が無いわけでは無い。

先日は米国では「リンパ節の切除治療」について新しい考えが発表され、新聞などに紹介されていた(紹介記事は讀賣新聞)。
「初期乳がん、リンパ節の広い切除は効果疑問 」
この考え方だと、現在一般的に行われている「センチネルリンパ節(※)生検」で、転移が見つかった初期乳がんの手術の考えが大きく変わるコトになる。
なぜなら、リンパ節を大幅に切除しないコトで、患者さんたちは「リンパ浮腫」と呼ばれる「むくみ」に悩まされるリスクが軽減される。
それだけではなく、一時期的でも起きる手のしびれなどからも開放される可能性があり、手術後の「QOL」がグンと良くなるのだ。
※「センチネルリンパ節」とは、乳がんが一番最初にたどり着くリンパ節のこと。
 「見張りリンパ節」とも呼ばれる。

乳がんに限らず、癌治療そのものが日進月歩なのだ。
そして、それらの情報を比較的簡単に患者自身が得ることができる、と言うのが今の社会状況なのだ。
もちろん、人は自分の都合の良い情報を優先的に記憶し、都合の悪いコトは考えたくないと言う傾向はある。
だからこそ、担当医となる専門医からの十分な説明が必要な時代となってきているのでは?と、思うのだ。

もちろん、私のような好奇心の塊の様な患者は、世間的にはあまりいないと思う
そして、私の好奇心は簡単に止められるモノでは無いけど・・・
でも、一言付け加えてくださるだけで、随分安心するのが患者の心理と言うモノだろう。

執刀医である主治医の先生に、そのことをわかって!と考えるのは難しいと思う。
だた、患者の病気に対する意識変化と言うモノも感じ取って欲しい。
あ!でも、信頼はしていますから「スパルタな」主治医

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Comment[この記事へのコメント]

はじめまして 

はじめまして。
ポリゴン法で手術したらしいのですが、よくわからず調べていたらこちらにきました。
私の場合は全く手術の説明はありませんでした。
放射線の説明もなく、いつになったら始まるのかな~って思って聞いたら、陰性のためしないと。
センチネル生検も色素でもriでもなく、ICGとかいう方法とネットで知りました。
検査結果もまあまあゆっくりでおとなしいがんかな。
と言われました。
こちらが結果を細かく質問したりすると嫌な顔をされます。
聞きすぎなのかも知れませんが、気になったらずっと気になってしまうので聞いてしまいます。

不安はどのように払拭されてますか?
あまりにも他で一般的に行っている方法と違うので不安でしょうがありません。

紹介された病院であっという間に手術が決まり、頭が整理出来ない間に手術してしまったので、術前に色々調べませんでした。
それは私の落ち度ですごく後悔しています。

だらだらと愚痴ってしまいすみません。
もしかしたら同じ病院かも??と思い、皆さんはどうやって不安を払拭されているのか気になっていたのでコメントさせていただきましたm(__)m

すべての乳癌と戦っている人が穏やかに過ごせますように。
  • ケーキ 
  • URL 
  • at 2017.02.25 10:53 
  • [編集]

Re: はじめまして 

お返事遅くなり、申しわけございません。
ほぼ、休眠状態に陥っている拙ブログにわざわざアクセスをしてください、ありがとうございます。
> はじめまして。
> ポリゴン法で手術したらしいのですが、よくわからず調べていたらこちらにきました。
> 私の場合は全く手術の説明はありませんでした。
> 放射線の説明もなく、いつになったら始まるのかな~って思って聞いたら、陰性のためしないと。
> センチネル生検も色素でもriでもなく、ICGとかいう方法とネットで知りました。
> 検査結果もまあまあゆっくりでおとなしいがんかな。
> と言われました。
手術をポリゴン法でされた、というですね。
手術式としては、余りメジャーではない?というか、私の執刀医のオリジナル?のようでして・・・(苦笑)
名古屋で手術をされたというのであれば、おそらく同じ主治医か同じ病院だと思われます。

> こちらが結果を細かく質問したりすると嫌な顔をされます。
> 聞きすぎなのかも知れませんが、気になったらずっと気になってしまうので聞いてしまいます。
不安が大きいと、アレコレ聞きたくなるのは当然です。
私の担当主治医は、超が付くほどのスパルタな医師。
質問の仕方も上手にしないと「説明聞いてわかる?」という、態度がアリアリです(笑)。
上手な質問法というのは、
1.質問ポイントは3つくらいに絞る
  ダラダラとした質問は、答える医師側にとっても回答がしにくいコトがあります。
  たくさん質問をしても、すべて答えるほど時間的余裕もないのが、現状でしょう。
2.「私の場合どうなりますか?」という質問は避ける
  不安のあまり「私、どうなっちゃいますか?」という質問をされると、「わからない」と答える医師がほとんどです。
  なぜなら、将来の事などわからないから。
  このような場合「今の状況から想定されるコトは、何ですか?」という質問に変えましょう。
3.質問したいコトが多かったら、次回予約は一番最後の予約をする
  診察の一番最後なら、次の患者さんの心配もなく、質問ができます。
このような工夫ができれば、おそらく大丈夫でしょう。

> 不安はどのように払拭されてますか?
> あまりにも他で一般的に行っている方法と違うので不安でしょうがありません。
ポリゴン法の事でしょうか?
手術中の患者負担が、比較的少ない方法のようです。
そして、私と同じ病院だという前提でいうなら、5年以降の生存率は全国でもトップレベルの高さを誇っています。
安心をしてください。

> 紹介された病院であっという間に手術が決まり、頭が整理出来ない間に手術してしまったので、術前に色々調べませんでした。
> それは私の落ち度ですごく後悔しています。
多くの患者さんは、ケーキさんと同じですよ!
手術前に、どんな術式で手術をするのか?なんて説明は、ありませんから。
ケーキさんの落ち度ではありませんよ!!
私のような「0期・非浸潤がん」であっても、再発や転移の不安はあります。
それでも「乳がん」という病気が私に与えてくれた「贈り物」のほうが、大きいです。
それは「自分の人生を生き抜く」という、覚悟。
ケーキさんは、ケーキさんらしくご自身の人生を生き抜いてください。
笑顔でいるコトができなくても大丈夫!
様々な感情や考えがあってこそ、ケーキさんらしさなのですから。

> だらだらと愚痴ってしまいすみません。
> もしかしたら同じ病院かも??と思い、皆さんはどうやって不安を払拭されているのか気になっていたのでコメントさせていただきましたm(__)m
>
> すべての乳癌と戦っている人が穏やかに過ごせますように。
愚痴ってすみません、なんて言わないで!
一つだけ「がんと上手に付き合う方法」をお教えしますね!
これは愛知県がんセンターの副院長をされている、岩田広治先生が随分前の講演会でお話しをされていたことですが・・・
「がんが嫌いなコトをしましょう!
 がんは、楽しいコト、ワクワクするコト、笑顔になることが一番嫌いなんです。
 がんと闘うのではなく、上手にがんを手懐けるように、一緒に過ごすという発想も大事ですよ」
と、話されていました。
落ち込むコトはあっても大丈夫!些細なコトで構いません。日々の楽しいコトを毎日1つ見つけていきましょう。

いつでも遊びに来てください。
  • のんチャン 
  • URL 
  • at 2017.03.01 20:05 
  • [編集]

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プロフィール

のんチャン

Author:のんチャン
某水色サッカーチームサポで、元重度鉄欠乏性貧血患者
2010年3月乳がんの手術。現在普通に生活。
乳がん「備忘録」兼サッカーやお料理などを気ままに不定期更新。
本業は、密かに「地域密着系スポーツ・マーケティングプランナー」を目指す、売れないマーケティングプランナー
母屋ブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/happy-kernel-0297

乳がんと闘うみなさまへ
「患者力を高める5のポイント」
1.不安や疑問があった時は、再予約をしても聞くようにする
2.大切な面談(検査結果を聞くような時)は、家族や友人と一緒に聞く
  もし、一人で行く場合は、レコーダーなどに録音をする
3.聞きたいコトは、5つ程度のポイントにまとめ、メモにし診察時に見せるようにする
4.自分の希望や考えを伝える
5.医師の目を見て話す
  もし、目を背けるような担当医であれば、「○○先生」と呼びかてでも自分に向かせる
 
以前出席させていただいた「J&J・乳がんメディア&ブロガーセミナー」で、医療ジャーナリストさんがお話されたコトです。
是非、参考にしてください。
そして「がんサバイバー」を目指しましょう。

乳がんについて詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会のサイト内に、一般向けサイトがあります。
リンクを貼りましたので、そちらからアクセスをして下さい。
乳がん?と思ったら、必ず専門医に相談をして下さいね。
そのための参考サイトです。

「質の高い乳がん検診」を受けるため、NPO法人日本乳がん検診精度管理機構認定の施設、マンモグラフィ読影医師、そしてマンモグラフィ放射線技師のいるリストを参考にしてください。
「施設・読影医師・放射線技師」の3条件が揃うことが、重要です。
それぞれのリストをリンクしました。ぜひ参考にしてください。


国立がんセンター精神腫瘍学グループでは、患者さん向け「質問促進パンフレット」等を用意しています。
下記リンクよりアクセスをお願いします。
PDFファイルですが、是非、重要な面談の時の質問などにご活用ください。

名古屋のがん拠点病院で「傾聴会」を開催している、NPO法人ミーネット。
乳がんに限らず、がんについて不安なことがあれば気軽にご相談下さい。
また、市民向け公開講座なども開催しています。
下のリンクよりスケジュール等、ご確認下さい。

乳がんと子宮体がん経験者の桃杏さんが、乳がん患者さん向けの傾聴会を東京で始められました。
Pink&Paechさんのリンク内のブログから、お問い合わせ下さい。

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