ピアサポーターと言う「がん支援」
ある病気を患った患者さんや患者家族たちが聞き手となって、同じ病気で悩みを持つ人たちの悩みを聞き、悩みを共有しながら、心のケアをする、と言うカウンセリング方法だ。
そして木曜日、経過検診に行ったとき病院で「ピアサポーターのお知らせ」というチラシが、置いてあった。
私を含め、がんという病気を経験した多くの人や患者家族には、様々な悩みを持ちながら、この経験を社会に生かせる方法はないか?と、考えている場合が多い。
そんな思いを具体的なカタチとし、活動をしているのが「ピアカウンセリング」という方法であり、そのメンバーとなるのが「ピアサポーター」と呼ばれる人たちのようだ。
私がテレビで見たのは、がん患者さんの「ピアカウンセリング」ではなく、脳梗塞などの病気経験者の方たちの集まりだったのだけれど、様々な命に関わる病気を経験した人たちによる「(カウンセリング)サポーター」が増えているようだ。
ここ名古屋に関していうなら、「愛知発ピアサポーター」を主催する(?)NPO「ミーネット」さんや同じくNPO「わかば会」さんと言うトコロがあるようだ。
このような会では「養成講座」もあるようなので、これから要チェック!かな?
でも・・・実は、このような活動に熱心な病院とは無関係な私・・・。
名古屋の乳がん患者さんたちの集まりの中心病院となっているのは、「名古屋市立大学病院」。
こちらにも、全国的に有名な乳腺外科の先生がいらっしゃって、女医さんというコトもあり女性の気持ちのサポートもシッカリしているよう・・・。
名古屋の医療業界で言うところの「学閥」からすると、ライバル校出身の主治医を持つ私は、参加しても大丈夫だろうか?と、やや心配。
ただ、このような会だけではなく「患者の心」という点では、昨年あたりから雑誌等で名前が挙がる「エリザベス・キューブラー・ロス」の名著「死ぬ瞬間」という本も参考になるかも?
私がキューブラー・ロスの名前を知ったのは、まったく違うテーマの本を読んだ時でしたが、「喪失感」という意味では、とても参考になりました。
がんを宣告された人、がんと向き合いながら日々を過ごす人、そしてその人を支える家族・・・そんな状況にある方は、一度読んでみては?と、オススメする本です。
「本のタイトルがセンセーショナル過ぎて・・・」と感じる方は、同じくキューブラー・ロスの「ライフ・レッスン」をオススメします。
病気を得て、今私が感じ他の患者さんに言えることがあるとしたら「病気と過ごす意味を考える」と「病気だからと言う言葉で、イロイロなことを諦めない」というコトかな?
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